那古野エリアの四間道(しけみち)沿いに4月29日、民家を改装したレンタルギャラリー「エスプラナードギャラリー」(名古屋市那古野1、TEL 052-870-0827)がオープンした。
同エリアには蔵や石垣、民家など古い街並みが残る。同ギャラリーは、築約150年の2階建て民家を改装したもので、15年前までギャラリーを運営していたという吉村俊哉さんが知人から紹介を受けて開いた。「このエリアは活発にイベントを開催したり、レストランもはやっていたり…、人が集まる。ここならではの面白さを感じ、ここならいいものができるのでは」と吉村さん。
外観はそのままで、内装は、柱や梁(はり)、壁に貼られたタイルや照明、ガラス窓、土壁など古いものをできるだけ残し、ギャラリーとして必要な部分は整備した。
展示スペースは、メーンの展示室(42.7平方メートル)のほか、大型、重量の作品なども展示できるガレージ展示室(14平方メートル)のほか、6人掛けのテーブルと椅子を設置した2階ミニギャラリー(10.4平方メートル)はワークショップや教室、会議などにも利用できる。
展示のほか音楽イベントでの利用にも対応する。「ギャラリーに出展する人は、知人や友人もものづくりをしている人が多い。その人のつながりでまたものづくりする方が面白い使い方をしてくれたら」
価格は、メーン展示室(6日間)=一般6万円、商用・法人9万円、ガレージ展示室(同)=同2万円、同3万円、2階ミニギャラリー(1日間)=同5,000円、同7,500円(以上、価格は税別)。開廊時間は基本的に12時~18時。月曜定休。