名駅西の映画館シネマスコーレ(名古屋市中村区椿町8)で12月24日から、名古屋の映画ワークショップから生まれた映画「さまよう人 いざなう月」が公開される。
同映画はNHK文化センター名古屋教室の「みんなで映画をつくろう講座」のメンバーが主体となって制作されたもの。同講座は一般企業に勤める人や主婦など映画制作未経験の人々に向けてのワークショップで、同映画館の木全純治支配人が講師となり基本に忠実な撮影方法や集団で作り上げる実践的な手法をレクチャーしている。同講座では2007年の開始以来、毎年2本程度のショートムービーを制作しながら、シナリオ作り、撮影、編集を実践し、完成作品の上映も受講者の手で行っている。
「さまよう人 いざなう月」は同講座から生まれた初めての長編作品で、木全支配人が総合プロデューサーを担当している。浅井秀一監督は受講生出身で同映画がデビュー作。名古屋市内でカフェを営みながら特殊な霊能力でスピリチュアルアドバイスを行っている親子を主人公に、相談に訪れる人々の人間模様を描くハートフルコメディー。名古屋市内各地や知多半島、三重県名張市などでロケを行っている。
上映時間は12時30分~。公開中は毎日、監督、キャスト、スタッフの舞台あいさつを予定している。来年1月13日まで。