名駅の映画館「シネマスコーレ」(中村区椿町8)は11月19日、映画「ヅラ刑事(デカ)」公開記念で主演のモト冬樹さんを招いてトークショーを開催した。
「ヅラ刑事」は、警視庁花曲署捜査一課の刑事、源田初男(通称ヅラ)が、自分のカツラを投げて敵を倒す必殺技「モト・ヅラッガー」を使って、仲間と共に凶悪犯罪に立ち向かっていくコメディー作品。監督は、「いかレスラー」「日本以外全部沈没」などのヒット作を手がけた河崎実さん。主役のモト冬樹さんは映画初主演となる。円谷プロの大ファンで作品も手がけた河崎監督は、「ウルトラマンセブン」の武器「アイ・スラッガー」からヒントを得て同作の構想を思いついたという。
当日は座席数51席に対し約100人の観客が訪れ、劇場前では、クリームシチューベースにイカスミやマカロニ、きくらげ、ジャガイモなどを一緒に煮込んだ「ヅラ汁」(200円)も特別販売した。
20時頃モトさんが登場すると会場から歓声が上がり、約半数を占めた女性客にモトさんも感激。トークショーでモトさんは「河崎監督から話が来た時は、冗談だと思っていたので出演を快諾した。まさか実現するとは思わなかった」と話し、撮影中の苦労について「撮影で『ヅラ』を投げる練習をしすぎて筋肉痛になった」「『ハゲヅラ刑事』や『デカヅラ刑事』と言われ、映画のタイトルを正しく覚えてもらえない」などの爆笑エピソードを披露し、観客を笑わせていた。
同作は、11月18日から全国でロードショー公開中。同館での上映は12月5日まで。