コスメ・美容のポータルサイト「＠cosme（アットコスメ）」の旗艦店「＠cosme NAGOYA」が6月19日、「タカシマヤ ゲートタワーモール」（名古屋市中村区名駅1）5階にオープンした。運営はアイスタイルリテール（東京都港区）。

約150アイテムを並べるトンネル状の陳列棚「ベストコスメアワードストリート」

　東京と大阪に次ぐ旗艦店。売り場面積は約245坪。取り扱いは約500ブランド・約1万SKU。デパートコスメからプチプラコスメ、韓国・中国コスメなどをそろえる。ほぼ全ての商品を来店客が自由に試して購入できるのが特徴。「百貨店にあるようなブランドとプチプラのコスメアイテムが売り場内に点在している。同じ視野で比べやすい」と同社店舗カンパニー長の北尾悠樹さん。「他店舗ではカップルでの来店も多く、一緒に店内を回っている。名古屋店でも特段、メンズ向けコーナーなどは置かず、同じ商品を誰でも体験できるようにしている」と話す。水道台があるスペースも設置し、試したクレンジングオイルやスクラブなどを洗い流せるようにした。年間売上30億円と月間来店客数20万人を目指す。

　売り場中央には「ベストコスメアワードストリート」と題したトンネル状の陳列棚を設置。ケアやメイクアップなどカテゴリーごとの「＠cosme」アワードの上位3位の約150アイテムを並べる。現在は2024年のアワードのアイテムが中心。30カテゴリーに分けて該当店舗の売れ筋商品を並べる「セールスランキング」、これから話題になりそうなアイテムを特集するという「ネクストトレンドゾーン」、東海圏のメーカーのアイテムをまとめた「ご当地コスメ」の棚、約70ブランド・約130SKUのミニサイズのアイテムを集めた「ミニコスメコーナー」なども展開する。北尾さんは「ミニサイズは気軽に試しやすい利点がある。ミニサイズの展開がないメーカーには、新しいお客さんとの出会いを目的にサイズ展開を掛け合うこともある」と話す。

　「＠cosme」ポイントとカプセルに入れたサンプルを交換できる「カプセルコスメコーナー」には、15ブランド分のカプセル機を設置する。「興味のあるアイテムのサンプルをちゃんと使ってもらえる仕掛け」と北尾さん。入り口すぐのポップアップコーナーでは週替わりで各ブランドの商品特集や体験イベントなどを展開する。「名古屋駅は毎日使う人も多いので、頻繁に来店しても楽しんでもらえるようにする」と話す。

　営業時間は10時～21時。