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名駅のハンズで「ハイコーストアー」 廃校で不要になった学校備品販売

「クルックス管」を持ち「ハイコーストアー」を紹介するハンズ名古屋店の中島光一さん

「クルックス管」を持ち「ハイコーストアー」を紹介するハンズ名古屋店の中島光一さん

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 廃校で不要になった学校備品を販売するイベント「ハイコーストアー」が9月2日、「ハンズ名古屋店」(名古屋市中村区名駅1)10階で始まった。

机や椅子、教壇、大きい分度器や三角定規

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 販売アイテム数は約300点。南知多町の旧豊浜中学校や旧師崎中学校 などで実際に使われていた物で、同企画担当で地球研究室・模型担当の中島光一さんらが同校に出向いてセレクトしてきた。中島さんは「懐かしいと思ってもらえる物や、インテリアに使えると想定できる物など、価値や需要があると思う物を選んだ」と話す。平時もフラスコやビーカーなど理化学用品扱う地球研究室では、インテリアとして使ったり作家が作品作りに購入したり、学校で習った実験を自宅でもしたいという子どものために購入したりするケースがあるという。

 会場では、生徒が使う机や椅子、教壇、大きな三角定規・分度器など教室に関連する物を集めたゾーン、フラスコやビーカー、上皿天秤など理科関連、木琴やスティックなど音楽関連、卓球台や綱引きの綱、スコアボードなど体育関連、スプーンやトング、鍋など給食関連などで分けて陳列する。「校長先生の部屋にありそうな」(中島さん)地球儀や干支の置き物もある。来店客からは「懐かしい」「昔使ったことがある」「子どものときに欲しかった」などの声が聞かれた。

 中島さんは「どこにどう使われるか想像できないが、状態がよい物なのでニーズはあると思う。昔に作られた物は子どもが使う安全面を考えて造りもしっかりしていて耐久性も高いと思う。実用性以外に物の背景も一緒にいいと思ってもらえれば。親子でアイテムを見るのも楽しいのでは」と話す。

 営業時間は10時~20時(最終日は17時まで)。9月10日まで。

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