名駅経済新聞の2025年年間PV（ページビュー）ランキング1位は、「名古屋城夏まつり」の始まりを紹介した記事だった。

2位になったのは上半期PV1位だった「スターバックス ティー＆カフェ」

　ランキングは、今年1月1日から12月11日までに配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

　1. 「名古屋城夏まつり」始まる　「大盆踊り大会」や飲食・縁日ブースも（8/12）

　2. JR名古屋駅コンコースに「スターバックス ティー＆カフェ」　東海初出店（1/28）

　3. 名古屋タカシマヤにバタースイーツ専門店　限定「あんバターホイップサンド」も（2/27）

　4. 名駅のハンズで「ハイコーストアー」　廃校で不要になった学校備品販売（9/2）

　5. 名鉄百貨店本店最後の「大北海道の物産と観光展」　道庁主催で70回目（10/11）

　6. 名古屋城西に「エスパシオ ナゴヤキャッスル」　温泉風呂付き部屋も（10/1）

　7. 名古屋タカシマヤで「アムール・デュ・ショコラ」　能登復興応援商品も（1/16）

　8. 名駅「喫茶 ボン・ヴォヤージュ」が復活オープン　名物「シャチボン」も（11/1）

　9. JR名古屋駅コンコースに天丼店　三英傑にちなんだメニューや朝限定品も（10/17）

　10. 「雪風 YUKIKAZE」の先行上映会　竹野内豊さんら、名駅で舞台あいさつ（8/5）

　年間トップ10のうち7本が下半期に掲載された記事で、地域の話題が後半に集中した一年となった。

　1位の「名古屋城夏まつり」は、期間中毎日開催される「大盆踊り大会」が目玉。特設のヒノキ造りの盆踊りやぐらには大きな名古屋提灯（ちょうちん）が取り付けられ、「まるはち音頭」や「ダンシング・ヒーロー」を踊る風景が名古屋の夏の風物詩として定着しつつある。

　2位のティーに特化した「スターバックス ティー＆カフェ」は上半期PV1位だった記事。飲食関連記事は、名物「シャチボン」の復活販売も同時に行った「喫茶 ボン・ヴォヤージュ」の復活オープン（8位）、JR名古屋駅コンコースにできた天丼店（9位）などの話題も人気だった。

　4位の「ハイコーストアー」は、ハンズ名古屋店によるオリジナル企画で、廃校で不要になった学校備品を販売する企画。名経の記事やSNS投稿でも大きな反響があり、開催2日目には跳び箱、木琴、机などの大物や、試験管などの実験道具も売れ、追加で買い付けに行ったという後日談もある。

　5位には、来年2月28日に営業を終える名鉄百貨店本店で最後となる「大北海道の物産と観光展」を紹介した記事がランクイン。6位の「エスパシオ ナゴヤキャッスル」は、旧ホテルナゴヤキャッスル跡にオープンしたラグジュアリーホテル開業の記事で、豪華な造りや高額な宿泊料金が注目を集めた。

　来年の名駅周辺では、名鉄百貨店本店や名鉄グランドホテル、名鉄バスセンター、近鉄パッセなどが名古屋駅地区再開発事業に伴い営業を終了するなど、大きな転換期を迎える。名経では、市民の関心に寄り添いながら、2026年も地元ニュースを届けていきたい。