献血ルーム「ゲートタワー26」(名古屋市中村区名駅1)が行っているハンドトリートメントサービスの累計利用者数が1月21日、500人に達した。
同サービスは、エステサロン「リリテ*エステヤ」(千種区)の店主・リリテさんがボランティアで提供している。コロナ下に見学した「愛知県赤十字血液センター」(瀬戸市)で、献血者数の減少を知ったことがきっかけ。何かできないかと技術を生かした支援を思いついたという。
サービスの提供は2023年5月に開始。当初は月1回、JRセントラルタワーズ20階「タワーズ20」と隣接するJRゲートタワー26階「ゲートタワー26」の2献血ルームで交互に行ってきたが、2024年5月、「ゲートタワー26」に一本化した。献血前にクリームなどを使い、片手3分ずつを手のひらを中心にほぐす。リリテさんは「体を温め、献血が初めての人にもリラックスしてもらいたい」と話す。
利用者は高校生や大学生、社会人など。リリテさんは「ハンドマッサージしながら会話も楽しんでいて、世間話や時には悩み相談のような会話になることもある。名前も聞かないし、6分間という時間がちょうどよい距離感になるのでは」と話す。500人達成については「500人もの手に触れてきたと思うと感慨深い。少しでも癒やしになっていたらうれしい」とも。人数を意識していなかったが、夫に尋ねられたとき節目が近いことに気付いたという。今後も月1回のペースで活動を続けていく。
「ゲートタワー26」事業二課長の永田順人さんは「血圧などの数値が変化する人もいる。来場者は献血という目的を達成して満足してくれているが、サービスがプラスアルファの楽しみになっている」と話す。「冬場は献血協力者が減りやすいが、眺望を楽しむなどゆっくり過ごせる場所を用意しているので来場してほしい」と呼びかける。
リリテさんは「活動を喜んでもらっている。ハンドトリートメントができる人を育て、災害時などにボランティアとして活動できる人の輪を広げていきたい」と意欲を見せる。
サービス提供時間は第3水曜の13時~17時。