味噌煮込うどん専門店「山本屋本店」(本社=名古屋市中村区賑町35)は5月下旬より、夏季限定の新メニューを提供している。
同社は、1907年の創業以来、小麦粉と真水のみで作られたコシの強い麺や、赤味噌と白味噌、ざらめなどをブレンドし大釜で炊き上げた「あじ味噌」を使用した味噌煮込みうどんを提供しており、名古屋を代表する味噌煮込みうどん専門店の一つ。現在愛知、岐阜を中心に、直営店12店舗、直売店1店舗を展開している。
夏季限定で提供しているメニューは、「元気入り味噌煮込うどん」と「スタミナもつ味噌煮込うどん」の2種。「元気入り味噌煮込うどん」は、味噌煮込みうどんの表面を飛騨高山産のほうれん草で覆い、上に生たまごをのせたもの。緑黄色野菜の中でもカロチン、ビタミンB1、B2、C、鉄分などを多く含み整腸作用もあるほうれん草の特徴から、ネーミングを「元気入り」にしたという。具に入れる肉は、「名古屋コーチン」「鹿児島黒豚」の2種から選べる。
「スタミナもつ味噌煮込うどん」は、博多名物の「もつ鍋」と、味噌煮込みうどんを組み合わせた同社のオリジナルメニュー。同社の担当者が博多の有名もつ鍋店を食べ歩き、「もつ鍋」と同店の味噌煮込みうどんがマッチするよう、味噌とスープ、麺とのバランスを研究し、完成させたという。
同社の担当者は「『元気入り味噌煮込うどん』は、特に女性客に人気。ほうれん草のボリュームに驚く人が多い。『スタミナもつ味噌煮込うどん』は、だしまで飲みきる人や、出張で名古屋に来た際に通ってくれるリピーターの方も多い」と話しており、いずれも女性やビジネスマンに好評だという。
価格は、両メニューともに2,310円(山本屋本店エスカ店)ほか(店舗により異なる)。同社の直営店全店で提供している。8月中旬まで。同社では、今後も「松茸入り味噌煮込うどん」(秋)、「牡蠣入り味噌煮込うどん」(冬)、「本ずわい蟹入り味噌煮込うどん」(春)など、季節ごとに限定メニューの提供を予定している。