名古屋駅、太閤通口噴水広場前に8月5日、コスプレ姿でゴミ拾いを行う「ア∞ス戦隊ゴミ拾いレンジャー」のメンバーが集合し、駅周辺のゴミ拾いを行った。
活動は、NGO団体「NGOア∞ス」のメンバーによるボランティア活動の一環。同団体の代表を務める玉川幸枝さんが、「昨年世界一周旅行をした時、世界各地で自然が破壊されていく様子や地球環境の悪化を目の当たりにし、帰国した後、自分たちでも何か環境のためにできることはないか」と考え、今年3月に同団体を立ち上げた。現在、10代~20代の学生、会社員など約30人のメンバーで活動している。
コアスタッフメンバーらが、「社会的に『つまらない』ことを、いかに『面白く』して参加を呼びかけ、活動するか」を目的に、名古屋駅の西側周辺をコスプレ姿でゴミ拾いを行う活動を企画。今年の6月から「ア∞ス戦隊ゴミ拾いレンジャー」と名付け、レンジャー隊やショッカーなどのコスプレをしたメンバーらとともにゴミ拾いを行っている。名古屋市の規定に基づき仕分けし集まったゴミは、毎回10袋以上になるという。
今回で5回目となる活動では、同団体の活動ブログやmixiのコミュニティー「ア∞ス戦隊ゴミ拾いレンジャー」で参加を呼びかけ、集まった約30人が参加した。メンバーは、レンジャー隊やショッカー、スパイダーマン、メード姿のコスプレや、クワガタ、カブトムシなどのかぶりもので仮装した2チームに分かれ、名駅太閤通口周辺約1キロを徒歩で移動。ゴミを拾いながら、通行人に笑顔であいさつしたり、ゴミ拾いの意味や活動内容を呼びかけて回った。写真撮影に気軽に応じる様子も。
コアスタッフメンバーの1人で、赤レンジャー姿で活動に参加した伊澤譲さんは「子どもが道にゴミを捨てた時、しからない親も多い。僕たちがコスプレしてゴミ拾いをすることで、楽しみながら地球環境について考えたり活動することの意味を知ってもらい、子どもたちにも興味を持ってもらえればうれしい」と話している。
同団体では、毎月1回コスプレ姿でゴミ拾い活動を行うほか、今年11月に久屋大通公園で行われるECOイベント「アースリートフェスタ」にも参加予定。今後もさまざまな活動を計画しているという。