気泡緩衝材「プチプチ」など包装資材の製造・販売を手がける川上産業(名古屋市中村区千成通2)は8月8日の「プチプチの日」にちなみ、名古屋駅周辺などで同社オリジナルのプチプチグッズの無料配布を行った。
「プチプチ」とは、緩衝材などに使用される気泡シートのこと。同社では、1994年から同社の川上肇社長が「プチプチ」と名付けた名称を商標登録し、ダイオキシン抑制や抗菌効果のある「ダイダイプチ」、気泡がハート型になった「はぁとぷち」、プチプチをボード状にしたポリオフィレン製の軽量剛性板「プラパール」など、さまざまな製品を開発、販売している。
また、同社では、プチプチをつぶす時の音が「パチパチ」と聞こえることや、プチプチの粒の並びが数字の「8」に見えることから、毎年8月8日を「プチプチの日」と制定、2000年から日本記念日協会の認定を受けている。
同社は、8月8日「プチプチの日」にちなみ、名古屋駅、伏見駅、金山駅をはじめ、仙台、東京、横浜、大阪、加古川、福岡など全国16の駅周辺で、プチプチで制作したCDケースや「プラパール」製のマウスパッドなど「プチプチグッズ」1万セットを無料で配布した。
当日朝、名駅笹島交差点付近で同社の社員が「プチプチグッズ」を手渡すと、不思議そうにグッズを見つめる通行人も多く見られた。同社の担当者は「プチプチは、環境負荷の低い素材ということや、緩衝材としての役割だけでなくさまざまな可能性があることを、一般の人に広くPRしていきたい」と話している。