全国で放置自転車のワーストを記録した名古屋市は、放置自転車対策として、名駅周辺を自転車放置禁止区域とし、放置された自転車や原動機付自転車(50cc以下)を即時撤去、同時に有料駐輪装置を設置した。
同装置は一般の自動車のコインパーキングと同様のシステムで、「自転車ロック装置」という台座に前輪を載せると自動的にロックし、精算機で料金を支払えば解除される仕組み。
利用のパターンは「1回利用」と「定期利用」に分かれており、1回の利用では最長利用時間が18時間と24時間の2種類で、いずれも使用料は100円。原動機付自転車は200円。定期の利用は一般で1カ月2,000円と3カ月5,500円となり、高校生以下は1カ月1,500円と3カ月4,000円となっている。原動機付自転車は1カ月3,500円と3カ月9,500円。
収容台数は、「1回利用」が約3,600台、「定期利用」が約2,300台の収容が可能。
同駐輪場には予約が殺到し、すでに収容数を超えた地区にも重ねて予約が入り、場合によっては貸し出しが1年後になる可能性もあるという。