ミッドランドスクエア(名古屋市中村区名駅4)のシネマコンプレックス「ミッドランドスクエアシネマ」で9月20日より、映画館のスクリーンに映し出された演劇を鑑賞する「ゲキ×シネ」が期間限定で上映される。
「ゲキ×シネ」は「演劇(エンゲキ)×映像(シネマ)」が語源で、生の舞台のスピード感や熱気をそのまま生かし、映画館ならではの大音響と大スクリーンに映される映像を通じて臨場感あふれる演劇を楽しむ新しいエンターテインメント。演劇は映画館での上映を前提に製作され、フィルムを一切使用せず複数台のデジタルシネマカメラで撮影したもの。
上映する作品は、宮藤官九郎と劇団☆新感線が共同で手がけた「メタルマクベス」。主演は、内野聖陽さん、松たか子さん、森山未来さんほか。ストーリーは、繰り返される戦争によってがれきの荒野と化した未来(西暦2206年)で繰り広げられる鋼鉄のロック・スペクタクル。
「ゲキ×シネ」誕生の理由について、映像制作会社イーオシバイの金沢尚信さんは「劇はごく限られた人しか見ることができないが、もっと多くの人に楽しんでほしい。映画ならば時を経ても世代や年代を超えて見ることができる。しかし演劇は公演が終了してしまうと永久に見る手段を失う。これはとても残念なこと。そこで演劇を映画館で気軽に見られるようにしたのが『ゲキ×シネ』」と話す。
チケットは、当日券=2,500円、前売り券=2,000円、学生券=1,800円。上映時間は201分(途中休憩あり)。上映は10月3日までを予定。