ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区名駅1)は1月21日、地下1階でオリジナルの「合格弁当」の販売を始めた。
同店は名古屋駅すぐという立地から、もともと弁当の購入客が多い。「県外から名古屋に受験に来る人のために名古屋タカシマヤができることは、弁当で応援すること」(同店広報担当者)と考え、同企画を決めた。「高校・大学受験にかかわらず、お受験、就職、資格取得など、すべての頑張る人をバックアップしていきたい」(同)とも。
「合格弁当」には、総菜・すし・弁当の販売店全40店のうち20店舗が参加し、各店が趣向を凝らした弁当を用意。すべての弁当に、売り場担当者が合格祈願の神社として知られる「山田天満宮」(北区)で祈とうを受けた掛け紙を使う。さらに10店舗の弁当は、絵馬をモチーフにした「五角(ごうかく)形」の弁当箱で、験を担ぐ。
浪花古市庵の「詰合せ合格弁当」(893円)は、片手で食べられるすしのほか、ゴマ入りいなり、ウインナー、かに、黒豆で「ご・う・か・く(合格)」を表現。魚総菜専門店・富惣の「ごうかく弁当」(840円)は、出世魚のブリの照り焼き、鯛飯など魚を使ったメニューで、DHAにこだわった。まつおかの「五鶉角(ごうかく)弁当」は、幸運を祈り価格を777円にした。そのほか「お腹をこわさないように」と生ものを使わず、「脳の働きをよくする」チーズ、「記憶力アップに役立つビタミンの入った」ニンジン、トマトを使用するなど、具材にこだわる。
「情報を聞きつけてきたお客様が受験生の子どものために購入するなど、初日から121個の弁当を販売した。価格が手ごろで、掛け紙にかわいい花柄がついているため、OLさんにも好評」(同)とも。
営業時間は10時~20時(2月6日~14日は20時30分)。販売は受験シーズンが終わる3月まで。