東急ハンズ名古屋店(名古屋市中村区名駅1、TEL 052-566-0109)は現在、7階フロアで自宅での野菜栽培に焦点を当てた企画「自給自足をベランダから」を展開している。
同特集は、ゴーヤなどツル性の植物をベランダにカーテン状に育てる「グリーンカーテン」が昨年の夏流行したことや、テレビで特集が組まれるなど家庭菜園や農業に注目が集まっていると感じたことから企画した」(フロア担当の中村さん)という。栽培セットを中心に種や土、スコップなども扱う。「(農業を)いきなりはできないと思い、手軽に始められるものを集めた」。
現在は栽培のオフシーズンであることから、室内でも育てられる葉菜を中心とした栽培セットを扱う。栽培セットは、培養土と種をセットした紙パックや缶、麻袋などの容器で販売され、そのままの容器を使用し、種をまき、水を与えるだけで育つ手軽なもの。主な取扱商品は、紙パックの「ベジコンテナ」(レタス、スイスチャード=各577円、アイスプラント=630円)、缶容器の「リトルガーデンプロ」(シュンギク、ミニニンジン、ワイルドストロベリーなど各1,050円)、麻袋の「ベランダマルシェ レタス」(1,680円)など。シイタケ、シメジをはじめ、ナメタケ、エリンギ、エノキタケなどキノコの栽培セット(各1,344円)の人気も高いという。
来店客の反応については、「うれしいことに面白いと立ち止まってみていただけているようだ。ギフトとして利用する方も多い」。自身でもレタスとアイスプラントを育てているという中村さん。「日に日に形が変わって行くのが面白い。気付くといきなり大きくなっていることもある」と笑顔をみせる。
3月の本格的なシーズンには、トマトなど実ものの栽培セットも扱う予定。営業時間は10時~20時。