ローソンは5月6日、ローソン名駅南広小路店(名古屋市中村区名駅南1、TEL 052-533-1128)内に沖縄県のアンテナショップ「ありんくりんショップ」をオープンした。
今回の出店は、2007年に沖縄県との間で締結した包括業務提携に基づく協働事業の一環。沖縄県産品の販路拡大や観光情報のPRを目指す沖縄県・沖縄県物産公社とローソンの地産外消を推進する考えが一致し、常設店の開設が決まった。
現在、ローソン店内にある自治体アンテナショップは東京都内に3店舗。「集客拡大」「他店との差別化」なども目的とするアンテナショップは、全店舗反響が大きく好評を得ているという。名古屋駅の出店について、「より多くのお客さまに沖縄県の魅力を伝えていくのに商圏の分かれる名古屋駅は、利便性が高く多くの利用客が見込まれる」と同社広報担当者。都外初となるアンテナショップに期待を寄せる。
出店にあたり約50坪の店内を改装し、常温16台・冷蔵2台の陳列棚を設け入口にはシーサー人形を置いた。オリオンビール、泡盛、ジュース、お茶などの飲料や沖縄そば、ウコン、タコライスの素、ポークランチョンミートなど菓子、調味料、食品類を中心に約300品目取りそろえる。中でも、ジーマーミ豆腐(273円)、沖縄そば麺(168円)、ちんすこうショコラマンゴー(158円)、シークヮサージュース(147円)など沖縄ならではの食品の人気が高いという。「オープンして間もないが、予想以上に反響があり売り上げも伸びている」と同担当者。
同社は33道府県2政令指定都市と包括提携をしており、今後も提携先自治体のアンテナショップを拡大していく方針。