指を汚さずにポテトチップが食べられる「ポテトング」話題に-東急ハンズ従業員が開発

「ポテトング」を手に微笑む開発者の三田祐子さん

「ポテトング」を手に微笑む開発者の三田祐子さん

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 東急ハンズ名古屋店(名古屋市中村区名駅1、TEL 052-566-0109)6階キッチンコーナーで販売している、指を汚さずポテトチップスを食べられるポテトチップス専用トング「ポテトング」が話題を集めている。

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 同商品を開発したのは、キッチンコーナーで接客・仕入れを担当する三田祐子さん。仕入れや商品開発は、売り場で来店客の声を直接聞いている担当者が担っている同店。三田さんは日々情報を収集する中で、「はしを使ってポテトチップスを食べている」友人が意外に多いことに気がつき驚いたという。

 「はしだと瞬時につかめない。トングにしたらどうだろう」と発想の転換を図った三田さん。商品化に向け取引のあるキッチン用品メーカーに話を持ちかけたところ、メーカーの社長からも「今までにないものなので面白いのでは」と賛同を得て、商品化にこぎ着けた。

 三田さんのアイデアが随所に散りばめられている「ポテトング」。衛生面を考えテーブルに置いたとき先端が浮くように設計、小さいものから大きいものまで挟めるよう先に凹凸の滑り止めを付けた。「柿の種やカールもつまめます」と三田さん。

 「食べるときに疲れてしまっては意味がない」とバネの強さ、握りやすさにもこだわった。程よい弾力は「ポテトチップス一袋食べても大丈夫」。使ったときに違和感がないように長さは「はし」をイメージし、握っても「はし」のようにも持てるのが特徴。価格は399円。長さ18.5センチで、ピンクやイエローなどカラフルな6色のバリエーションを取りそろえる。

 3月20日の発売開始以来、1カ月で約1,000本を売り上げた同商品。当初のターゲットは、「パソコンやゲームをしながらポテトチップスを食べるのは、男性が多いのでは」と男性客を想定していたが、ふたを開けてみると「女性客と半々くらいの割合」だという。

 「耐熱温度が90度なので、総菜を取り分けたり、カップラーメンを食べたりすることもできる。お客さまの中には、握りやすいので介護用品として使用しているとの声も聞く」と新たな使い方も提案する。常に「お客さまが喜ぶもの」を試行錯誤する三田さん。現在は「Myはし」ならぬ「Myポテトング」として持ち運びできるよう専用ケースを開発中だという。

 営業時間は10時~20時。全国の東急ハンズで取り扱っている(取扱い色は店舗によって異なる)。

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