愛知県は9月11日から、「あいちの離島ガイド事業」として島の観光案内などを行うために結成された「おもてなし隊」の活動を開始する。
離島の振興を図るため、さまざまな取り組みを行っている同県。昨年度からは「あいちの離島PR大作戦!」と題し今年2月、初めてYouTubeを使って離島をPRするCM映像を配信し、アクセス数を着実に伸ばしている。
今回の「おもてなし隊」は離島観光の誘客を促すための新たな取り組み。離島を訪れた観光客に、滞在が少しでもいい思い出となるような手伝いをすることを目的とし、「離島のイメージアップに貢献する一つのきっかけになれば」と発足した。県は「あいちの離島PR大作戦!」との相乗効果でさらなる島の活性化を狙う。対象となる島は佐久島、日間賀島、篠島。
「おもてなし隊」は、県内在住の20~50代の男性4人、女性5人で構成する。「おもてなしの心を持って接すること」をモットーに、横しまのマリンブルーのTシャツにブルーのスカーフを身に着け、一人ひとりが担当の島を受け持ち各島3人ずつで観光客をもてなす。
主な活動は渡船場でのお出迎え、iPadを使った簡単な観光案内(同行はしない)など観光客の手伝い、希望者へのおしぼりの提供や日傘の貸し出し、必要に応じて島内のごみ拾いなどを予定するほか、今回新たに作成した離島の特集記事を掲載したリーフレットも配布する。
県地域政策課の担当者は「『おもてなし隊』の活動が島のイメージアップにつながり、リピーターや口コミで島を訪れる方が増えれば」と期待を寄せる。「一人でも多くの人が離島ファンになってもらえれば」とも。
活動期間は9月11日~10月31日の土曜・日曜・祝日。時間は10時~17時。