円頓寺商店街・円頓寺本町商店街で12月18日、江戸時代の町民に扮(ふん)した職員による交通安全、生活安全をPRするイベント「昔も今も交通安全!生活安全!」が開催される。主催は愛知県西警察署や西区役所など。
「江戸時代の交通事故の罰則は大変重かった」と同署巡査部長の石巻さん。「荷車などの事故で被害者が死んでしまった場合には、車を引いていた加害者は首を切られた後、胴体は試し切りの材料に…。そして全財産は没収。さらに車の荷主にも罰金が科せられるという連帯責任があった」という。
古い歴史のある同商店街の活性化も目的の一つとし、イベントの舞台に選んだ。当日は署員のほか、地元住民を含む約40人が「お殿様」「お姫様」「町民」「町娘」などに扮し、米俵を積んだ大八車と町人かごと一緒に同商店街を「物取りは御法度でござるよ」などと江戸言葉で交通事故、生活安全を訴えながら練り歩くパレードを行う。商店街内の神社「多賀宮」前を14時にスタート予定。
圓頓寺(えんどんじ)前では職員による交通安全、犯罪防止がテーマの寸劇を開催。そのほか津軽三味線と鯱竜太鼓の演奏も。那古野コミュニティセンターで参加者に衣装を貸し出し「お殿様」「お姫様」に変身し記念撮影できるイベントも用意。写真はプレゼントする。受け付け時間は14時~16時30分。
「パレードにも参加いただき、一緒に練り歩いていただき、寸劇、三味線の演奏などを楽しんでいただければ」と石巻さん。開催時間は14時~17時。