名古屋市立大学の女子大生2人が手がける築80年の町家を改築したカフェ「アルクカフェ」(名古屋市西区那古野1、TEL 052-563-2207)が現在、人間も食べられる犬用ケーキの受注販売を行っている。
昨年のクリスマス前に、「普段からのお客さまから、犬と一緒に人間も食べられるケーキを作れないかと話を持ちかけられたことがきっかけ」と振り返る店長の中﨑さん。
同店のケーキを担当しているパティシエと共同でケーキ作りを開始。砂糖、バター、チョコレートは使わず、生クリームの替わりに水分をしっかり搾ったヨーグルトを使用。イチゴやクランベリーなどのフルーツは細かくカットするなど、犬が食べやすいように工夫。クリスマス用の飾り付けをしたロールケーキに仕上げた。「人間が食べても甘みがないのでおいしいとはいえないが…(笑)。その分、見た目で楽しめるようにした」。
今回のケーキはクリスマスのプレゼントとして無料で進呈したが、価格は2,000円と考えていた。大きさや内容を相談することができ、価格も異なる。
「また一つ可能性ができた。これからオーダーが増えるようになれば」(中崎さん)、「犬と一緒に食べられるケーキがというのがあまりないようだった。こうして作って喜んでいただければ」(副店長の平野さん)。
営業時間は11時~16時、18時~21時。水曜定休。