名駅前の映画館「ピカデリー」三井ビル北館(名駅4、TEL 052-551-5461)で5月31日、島田洋七さん原作の映画「佐賀のがばいばあちゃん」の特別上映会が開催される。同作は、広島県出身のタレント島田洋七さんが、佐賀で 祖母の「おさのばあちゃん」と過ごした少年時代の8年間を綴った自伝的小説「佐賀のがばいばあちゃん」を映画化したもの。物語は、戦後の広島で原爆症の父を亡くした少年明広が、母の元を離れ佐賀の祖母の家で暮らす事になることから始まる。待っていたのは、極めつけの貧乏生活と、「がばい」ばあちゃん。「拾うもんはあっても、捨てるもんはなかとばい」「ケチは最低!節約は天才!」「曲がったキュウリもきざんで塩でもんだら同じこと。傷んだ野菜や果 物も、そこだけ切れば食べられるやろうが」など、佐賀弁で「すごい」を意味する「がばい」ばあちゃんは、どんな厳しい局面でも持ち前の人生哲学で明るく切り抜ける、文字通り、「がばい」ばあちゃんだった...。出演者は、主役の「ばあちゃん」役に吉行和子さん、 母親役に工藤夕貴さん、先生役に山本太郎さん、成人した「明広」役に三宅裕司さんのほか、緒形拳さんや島田紳助さん、漫才コンビ「B&B」の相方、 島田洋八さんらが特別・友情出演する。倉内監督は「ばあちゃんの生き方には、貧乏のススメではなくて、武士道精神にも通ずるところがあります。それは日本人が継承してきた、いさぎよい生き方です。今の暮らしに疲れたり迷ったりしたら、この映画を観て、笑って泣いて、映画館を出る時に笑顔で踊り出したいような気持ちになってもらえたら、うれしいですね」と語っている。また、31日は原作者の島田洋七さんを招きトークショーも開催。18時開場、18時30分開演で、料金は2,000円。同作は、6月3日から「ピカデリー」ほかで公開予定。問い合わせは中日本興業(TEL 052-551-0272)まで。©「佐賀のがばいばぁちゃん」製作委員会
佐賀のがばいばぁちゃんホームページシネマナゴヤ