ミッドランドスクエアに「名古屋港水族館」-「毒付きアパート」も

イソギンチャクとクマノミの共生を展示した水槽などを用意

イソギンチャクとクマノミの共生を展示した水槽などを用意

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 ミッドランドスクエア(名古屋市中村区名駅4)地下1階のアトリウムで7月27日、ミニ水族館が登場する「名古屋港水族館 AQUA LIVE in ミッドランドスクエア」が始まった。

アカウミガメを見るカメのキャラクター「タート」

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 名古屋港水族館と同館がコラボした同企画は、毎年恒例の人気イベント。今年は「生物の共生」をテーマに、海の生物が支え合い利用し合う姿を展示する。オープニングセレモニーには、名古屋港水族館の祖一誠館長や、同館のマスコットキャラクター「カイオー」「タート」も駆け付けた。

 「入居者限定『毒』付きアパート」と題した水槽には、触手に毒を持つイソギンチャクと、その毒に対して免疫を持つクマノミの共生を展示。毒のあるイソギンチャクをすみかとすることで、クマノミが身を守ることができることを紹介している。

 円形の大きな水槽では、サンゴ礁とサンゴのいる海に生息するオオシャコガイなどを展示。サンゴは体内にすむ褐虫藻(かっちゅうそう)からの栄養で大きくなるほか、サンゴ自体がほかの生き物の隠れ家やエサになるなど、共生世界の中心にいる動物だという。アカウミガメが泳ぐ水槽では、ウミガメの甲羅だけにつく種類のカメフジツボを紹介。一方的にカメフジツボが付着し、ウミガメには何の利益もないという。そのほか「体内に畑を持つクラゲ」や「テッポウエビの作った穴に同居するハゼ」などを紹介。

 「ジェンツーペンギン」「ベルーガ」「イルカ」などの写真パネルも展示し、QRコードからアクセスすると写真がダウロードできる。展示している生物をモチーフにしたステンドガラスアートも来場者の目を楽しませている。

 期間中、ベーカリカフェ「サンジェルマン タンドレス」(地下1階)ではカラメル入りクリームパン「たこくん」(252円)、甲羅をメロンパンで表現した「子かめろん」(126円)など、海の生物をモチーフにしたパンを限定販売している。

 営業時間は11時~20時。入場無料。8月11日まで。

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