10月18日、名駅かいわいのスポーツバーや家電量販店に多くの人が集まり、中日ドラゴンズの優勝を見届けた。横浜ベイスターズと3対3の引き分け、セントラルリーグ優勝を決めた。これで中日は球団史上初めての連覇となる。
名駅近くのスポーツバーには店前に液晶テレビ設置。平日であることから、足を止め試合を見守ったのは仕事を終えたスーツ姿のビジネスマンが目立った。中には、ほろ酔い姿のビジネスマンも。駅前の家電量販店ビックカメラでは店前に設置した複数台の大型テレビを多くの人が囲んだ。そのほか、店の入り口を開けっ放しにし、店内のモニターを開放する店や、店の外にスピーカーを置き音声を流す店なども。
「どうなっていますか?」「今何回ですか?」と試合の行方を尋ね、観戦の輪に入っていく人たちで、時間がたつごとに人の集まりは多くなっていった。
最後の打者がバッターボックスに入ると、「あと1人!」コールが、残り1アウトに迫ると「あと1球!」コールも飛び出し、盛り上がりを見せた。
10回裏の横浜の攻撃を抑え、引き分けでリーグ優勝が決まると、同じ場所に居合わせた観客同士が初対面ながらもハイタッチや、万歳三唱、拍手などで盛り上がり、「良かった~」と安堵(あんど)の声も聞こえた。この瞬間を祝い、液晶テレビバックに記念撮影する姿も。
ビジネスマンらは、盛り上がった名古屋の夜を楽しみながら帰路についた。