名城病院(名古屋市中区三の丸1)の現役内科医が率いる医療系バンド「ハートフルホスピタル」が11月29日、新曲「血液サラサラ音頭」の発売した。
同院腎透析科の赤澤貴洋医師を中心にした同バンドは、2007年7月に医療現場の出来事を歌にしたCD「経過良好」でデビュー。白衣を衣装に、医療現場や病院での実際の出来事をモチーフにし、赤澤さんが作詞作曲、歌を手掛ける。CDの流通販売利益は全額を臓器移植ネットワークや骨髄移植推進団体に寄付している。
「これまでの曲は分かるようで分かりにくい医療の言葉や、闘病生活の中で生きる勇気や、患者やその家族などの人間模様を描いた静かな曲調だった」と赤澤さん。「血液サラサラ音頭」は6作目で、音頭のリズムに振り付けを付けた明るく元気な曲調。「今回、医療関係で働く自分たちだからこそできることとして、予防に役立つ歌を作ろうと思った」という。
曲は「糖尿病!高血圧!コレステロール!タバコ! 血管つまっちゃうぞ~」の呼び掛けで元気よく始まり、血液がつまることで起こる脳梗塞や心筋梗塞などの病気の原因と予防方法を歌詞につづった。「子どもから年配者まで幅広い方に楽しく歌って踊ってもらえると思う。予防の意識向上につながれば」。サビでは「血液血液サラサラ」というフレーズに乗せ、手をサラサラと動かした振り付けも用意し、「車いすの方にも手だけで踊りを楽しんでもらえる」とも。
価格は1,000円。全国のCDショップなどで販売する。