地下鉄国際センター駅近くの「プロダクトショップ&桜通りカフェ」(名古屋市中村区名駅3、TEL052-566-5105)で現在、富山県フェア「富山食堂」が開催されている。
12月15日には同フェアの一環で「富山食堂★富山祭り」が行われた。ランチタイムには富山のゆるキャラ「きときと君」が登場、富山県観光・地域振興局 観光課魅力創出係の宇波ちひろ主事も駆け付けた。
期間中は、「富山ローカル」をコンセプトに据えたキャンペーンランチ「富山定食」を提供。「(富山定食は)寒い富山の冬に食べたくなるような、体がホッとあったまるような定食」と宇波さん。海鮮・野菜のほか富山独特の「うず巻きかまぼこ」などが入った「味わいも抜群」だという「ベニズワイガニとたっぷり野菜のカニスキ風汁」、富山県を代表する名物「ますずし」、一般家庭で弁当のおにぎりなど、のりの代わりに使われるほか、地元のコンビニでも販売されているほど定番だという「とろろ昆布のおにぎり」、「食べたときに最後に豆腐の風味が残り、普通のお団子より和風でヘルシー」という「五箇山豆腐の白玉みたらし」の4品目のセット。価格は900円(ドリンク付き)。同フェアの初日には用意した分を完売したほか、付近はオフィス街で働く忘年会シーズンのサラリーマンからは「野菜と海鮮がたっぷり取れてありがたい」と好評のようだ。
「富山食堂イチオシご当地ドリンク」として、国際味覚審査機構の「優秀味覚賞2012」で2つ星に輝いた「上市でしょうが」を使ったホットソフトドリンク「HOT上市でしょうが」(350円)と「上市でしょうがハイボール」(450円)も販売。「となみ庄川柚子サイダー」(300円)、「大人の辛口柚子の酒」(500円)も取りそろえる。そのほか、富山県魚津市を中心に栽培されている「加積りんご」を使用した「加積りんごのクレープ」も用意。完熟リンゴ特有の甘さと豊富な果汁と歯触りがいいのが特徴で、100年を超える歴史を持つにもかかわらず、首都圏にあまり流通していないため「幻のりんご」と呼ばれている。
物販スペースでは、富山県で色濃く残る「おすそわけ」の風習をブランド化した土産「幸のこわけ」シリーズを販売。地元の山で摘んだ山菜を昆布でしめた「山の幸昆布じめ」(50グラム、525円)や、かつて富山の薬売りが苦味を和らげるために全国に配った水あめ「麦芽水飴」(150グラム、525円)などを持ち運びしやすいサイズにまとめてある。「上市でしょうが」と「となみ庄川柚子サイダー」も物販スペースで販売している。
「富山はこれから寒ブリがおいしい時期に差し掛かるので、当フェアで富山の味に触れていただいて、ぜひ氷見の寒ブリを食べにまた富山まで足を運んでもらえたら」(宇波さん)と期待を寄せる。
営業時間は11時~22時。日曜・祝日定休。今月22日まで。