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円頓寺のギャラリーで「本」テーマに企画展-ミュージシャンやデザイナー参加

「The book as ART」開催中の「galerie P+EN」。店前には大きな黒い箱が設置されている

「The book as ART」開催中の「galerie P+EN」。店前には大きな黒い箱が設置されている

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 円頓寺商店街内のギャラリーショップ「galerie P+EN(ギャルリー ペン)」(名古屋市西区那古野1、TEL 052-485-7166)で現在、本がテーマの作品展「The book as ART」が開催されている。

作品の一つ、黒い箱の中は…

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 同展は、名古屋で活動する作家・小倉薫さんが企画したもので、名古屋市内のギャラリーなど5カ所で開催。「つくること」に携わっている人に制作を依頼し、69人が出品している。ギャラリーによって異なる個性的な切り口も楽しめる。

 オリジナルブランドとセレクトしたファッションアイテムなどを扱うショップでもある「ギャルリー ペン」。代表でスタイリストの永井さんと小倉さんの出会いは約2年前。陶器を使ったアクセサリー作品を小倉さんが持ち込んだことがきっかけ。

 同店では、永井さんがこれまでに仕事で関わってきた作家、デザイナー、カメラマンなどに声を掛け、出品を呼び掛けた。「みんな好きな人ばかり。本というテーマで自由に作品を作ってもらい仕事以外でどんなものが見られるのか、楽しみだった」と振り返る。「忙しい中協力してもらい、実現できて良かった。作品を見てどれも『さすがだな』と思った」

 店舗前に設置された黒い大きな箱の中には、作品の本のほか、スタンドライトと椅子が設置され、暗い部屋の中でライトの明かりのもと本を手にするよう演出。また、ミュージシャンが手掛けた作品は、本を閉じる、開く、ページをめくる時の音や声を録音し、コラージュした音源作品。そのほか、折り込みチラシなどに載っている「本」の文字だけを残し、全体を銀色の塗料で塗り尽くしたユニークな作品、年内に実際に発売されるCDアルバムを包む包装紙に、曲にまつわるエピソードやインタビューなど文字を載せた「読む包装紙」とした作品など、全13作品。作者によって値段がつけられている。

 開催時間は12時~20時。9月23日まで(ギャラリーにより開催期間、時間は異なる)。

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