名駅経済新聞の2013年年間PV(ページビュー)ランキング1位には、「円頓寺商店街で『秋のパリ祭』初開催へ-飲食店オーナーが企画」が輝いた。
上位は、円頓寺エリアの情報を報じた記事が多かった。名古屋駅からほど近い位置にある円頓寺かいわいは歴史も深く、昭和レトロな商店街があるなど風情があり、近年では、飲食店やギャラリーなどの新店が相次ぐエリアだ。
ランキングは今年1月1日~12月19日に配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 円頓寺商店街で「秋のパリ祭」初開催へ-飲食店オーナーが企画(5/17)
2. 円頓寺エリアにワッフルと雑貨の店「モッカ」-柳ヶ瀬の店の味受け継ぐ(4/2)
3. 近鉄名古屋駅~賢島駅を結ぶ観光特急「しまかぜ」、特急券発売へ(2/14)
4. 円頓寺のカフェ、女性客の要望に応えランチ開始-8種のサラダバーも(5/28)
5. 名駅にビアレストラン「キリンシティ」-3回で注ぐ「ご馳走ビール」売りに(5/01)
6. 名駅に「世界の太ちゃん」-「世界の山ちゃん」実験店として新業態(9/11)
7. 名古屋の鉄道模型カフェがジオラマ拡張-レール全長が500メートルに(6/14)
8. うどんマニア5人が自主企画「愛知うどん・きしめんスタンプラリー」(8/8)
9. 名駅のオーダーメード靴店「シューズ・ボナンザ」、新作パンプス販売開始(1/28)
10. 名鉄名古屋駅改札近くに手作りサンドイッチ店-野菜系などメニュー40種(6/28)
1位の「秋のパリ祭」は、会場になった商店街にフランスをテーマにしたブースが出店。開催中は通りが人であふれ、主催者の予想を上回る結果を残した。今年は特にイベントの開催が多く、初めて円頓寺を訪れる人がいるなど地元以外からも注目を集めアクセスも集中したようだ。
3位にランクインした観光特急「しまかぜ」の記事は、始発運行を報じた記事も12位に上り詰めた。展望車両やグループ車両、和風個室など特徴を持たせた車内や、車内のみで食べられる三重県の食材を使った料理など、名古屋駅鉄道ファン以外に観光列車として幅広い読者の興味を集めた。
名駅で50年の歴史がある「ビアガーデン マイアミ」(名古屋三越栄店に場所を移し復活)が昨年閉店したが、今年は新しくビアレストラン「キリンシティ」(5位)が名駅エリアに登場。なじみのある名鉄百貨店「屋上ビアガーデン」(11位)などと合わせ、名駅のビアガーデンも盛り上がりを見せた。
新ビルのオープンが相次いだ昨年の名駅。今年も数年後にオープンを迎える高層ビル建設は進むが、目立った大型ビルのオープンはなかった。打って変わって、長年息づく商店街の盛り上がりは目に見える変化が見られた。今後、再開発で近代化が色濃くなる名駅ビル街と、円頓寺、駅西など、名駅かいわいのさまざまな街の表情に注目していきたい。