円頓寺商店街(名古屋市西区)で10月24日・25日、名古屋の書店や雑貨店、カフェなどを会場にした本の大型イベント「ブックマークナゴヤ2015」の企画「ブクマ古本市」が開催される。
今年で8回目を迎えるブックマークナゴヤ。約30の書店やカフェでフェア、イベント、原画展など本にまつわるさまざまな企画を開催。今年は「本って○○」をテーマに、本が持つ多様な魅力をそれぞれの店が趣向を凝らした切り口で紹介している。
円頓寺での古本市は第2回から「一箱古本市」として開催されてきた人気企画。商店街の軒先を借り、一般から募集した人々が持ち寄った古本を販売するフリーマーケット形式のイベント。1組当たり幅約1.5メートル×奥行き約1.5メートルの小さな出店スペースで、小説、漫画、写真集から雑誌、フリーペーパーまで、本を中心に一部雑貨などを販売。初日は39組、2日目は40組が出店。2日間でのべ80店舗が商店街を埋め尽くす。
ブックマークナゴヤ2015実行委員長の黒田義隆さんは「本好きの皆さんが大切にしていた本を持ち寄って、一日だけの本屋さんを体験する恒例のイベント。古本を安価で購入できるだけでなく、実際に本を手に取って出店者とコミュニケーションを取りながら選べるのも魅力。円頓寺商店街はアーケードも新装され、昭和のような心地よい風情。ぶらりと立ち寄ってのぞいていただけたら、意外な掘り出し物に出合えるかも」と呼び掛ける。
会場にはさまざまなブースを出店。「お菓子ブース」ではワッフルやバナナ焼き、焼き菓子などを販売する。「ブックカバーで駄菓子詰め放題」(1回100円)のコーナーも。
大須のプリントラボ「rainroots」は、野外出張写真館「rainroots PHOTO STUDIO」を開催。商店街に仮設暗室を作り、撮影した写真を焼き上げ、約1時間でフレーム入りの記念写真(4,500円)を完成させる。
「商店街ラジオ」はDJの面々が持ち寄ったレコードをかけ、とっておきの音楽ネタをゆるく話すトークと音楽のイベント。初日は2人、2日目は4人のDJが出演する。
開催時間は両日とも11時~16時。ブックマークナゴヤ2015は11月1日まで。