名古屋駅から徒歩約10分に位置する「グローカル カフェ」(名古屋市中村区則武1)で12月12日、NPO法人「かものはしプロジェクト」の講演会が行われる。
同企画は、名古屋の街なかをキャンパスに授業を行うNPO法人「大ナゴヤ大学」の企画の一環。「かものはしプロジェクト」は「子どもが売られない世界をつくる」を合言葉に、カンボジアとインドを中心に活動をする認定特定非営利活動法人。
「子どもを売らせない」ための取り組みとして、現地人の自立した雇用を生み出すために、天然素材のい草や、ココナッツの葉を用いた雑貨の生産・販売を行う「コミュニティファクトリー」事業を展開する。「子どもを買わせない」取り組みとして、現地の警察を支援し人身売買の摘発を行う「警察支援」事業を展開している。
同プロジェクトの名古屋での公演は、これまでにも大ナゴヤ大学主催で年に一度のペースで行い、今年で4回目になる。1年目は、女子大生との対話方式で行い、2年目は平日の夜に開催し会社帰りの社会人も参加できるようにした。3年目は名古屋テレビ塔で、「NPOで働く」という視点を取り入れて行った。
4年目の今年は「私にできる国際協力って何?」というテーマで開催。身近な国際協力について考えてもらえるようにする予定という。会場の「グローカルカフェ」は、上階にホステルを備えた店舗で、旅人や来店客、地元住民などが交流できる場。
イベントを企画する大ナゴヤ大学スタッフの山田卓哉さんは「名古屋から世界に発信するグローカル カフェでイベントを行うので、参加者もグローバルな視点を持ってイベントを楽しんでもらいたい。どのような価値が生まれる場になるかとても楽しみ」と語る。同じく企画スタッフの岡田みなみさんは、「講演者である草薙さんのファンドレイザーという仕事を知ってもらえる場にしたい。そして『NPOで働く』ということについて身近に捉えてもらいたい」と話す。
参加費は1000円(ケーキ、ドリンク付き)。開催時間は15時~17時30分。定員は30名。申込方法は専用のフェイスブックページから見ることができる。