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「BOYS AND MEN」自伝的映画が全国公開 全員で初日舞台あいさつ

「109シネマズ名古屋」で舞台あいさつを行った「BOYS AND MEN」と大村秀章愛知県知事

「109シネマズ名古屋」で舞台あいさつを行った「BOYS AND MEN」と大村秀章愛知県知事

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 名駅南の映画館「109シネマズ名古屋」(名古屋市中村区平池町4)で10月29日、映画「BOYS AND MEN-One For All, All For One-」が公開され、主演の「BOYS AND MEN(ボーイズ・アンド・メン)」メンバー10人が舞台あいさつで登壇した。

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 ボーイズ・アンド・メンは東海エリア出身・在住の男性タレント、俳優たちで構成されたエンターテインメント集団。「名古屋から世界へ!」を合言葉に、テレビや映画への出演、ステージ公演など精力的な活動を行っている。

 同映画はメンバー10人が自分自身を演じるバイオグラフィー風ストーリーで、夢を追い掛ける若者たちの苦悩と友情を描く青春ドラマ。メンバーが所属するフォーチュンエンターテイメントの谷口誠治社長が企画・原案を担当し、愛知県出身で映画「特命係長 只野仁 最後の劇場版」などを監督した植田尚さんがメガホンを取った。出演はほかに渡辺いっけいさん、いとうまい子さんら。

 この日はメンバー10人と共にサプライズゲストの大村秀章愛知県知事が登壇。撮影時のエピソードや映画の見どころを紹介した。リーダーの水野勝さんは「僕たちの5年間のいろいろな思いがぎゅっと詰まった映画。全国公開で新たにボイメンを知ってもらえることに、僕らも非常にわくわくしている。どこまでボイメンの輪が広がっていくのか、すごく楽しみ」とあいさつ。

 10人はあらためて自己紹介しながら、それぞれ観客への感謝の言葉を述べた。小林豊さんは「活動を開始して6年目。僕らの歩みがこうして映画になるとは、思ってもみなかった。出来上がった映画は皆さんに元気を届けられる作品になっている。この映画で全国、世界に笑顔を届けたい」と意気込む。本田剛文さんは「ボイメンとは何かが詰まった映画。自分で言うのも何だが、いい作品で僕は3回泣いた。皆さんの胸に届くことを祈っている」と笑顔を見せる。

 映画に本人役で出演している大村知事は「ボイメンの皆さんには愛知県の魅力を全国に広報する『あいちエンターテインメント大使』をお願いしている。県が制作した映画ポスターの裏面には愛知県庁、テレビ塔、東山動植物園など撮影に使ったロケ地が載っている。昨今はロケ地巡りが人気と聞くので、ぜひ実際に見に来てほしい」と話す。撮影でまったくNGを出さなかったという知事に、辻本達規さんが俳優としてライバル宣言するなど、会場は笑いに包まれた。

 リアルとフィクションが混ざり合っている同映画。田村さんは「僕は父に相談せずに会社をやめて、4年間内緒で活動していた。逃げる場所が無く、やるしかなかった僕を、ボイメンのメンバーが受け入れてくれた。一緒に夢をかなえることができたから、父に認めてもらうことができた。最初は台本に無かったが、監督に自分のことを話してみたら、このエピソードが追加された」と明かす。

 渡辺いっけいさんが演じた谷口社長役は、本人にそっくりとメンバー全員のお墨付き。「本当にそっくりで社長が2人いるようだった。皆が渡辺さんを社長と呼ぶと、谷口社長は少し寂しそうだった」と水野さん。谷口社長は今回の映画をアピールするため、4日前から東京を出発して名古屋を目指すマラソンに挑戦中。この日の舞台あいさつの時点では、静岡県内までたどり着いていると報告された。小林さんは「社長自ら体を張って、この映画は本気だと伝えている。社長を見掛けた人は声援してほしい」と呼び掛けた。

 最後に大村知事は「ボイメンの皆さんの夢に向かってひたむきに走る姿がいっぱい詰まった映画。愛知のいいところもいっぱい出てくる。ボイメンとともにこの映画が全国に発信されることに期待したい」と映画の成功を祈った。

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