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映画「シネマ狂想曲~名古屋映画館革命~」公開 シネマスコーレ坪井副支配人に密着

シネマスコーレで公開された映画「劇場版 シネマ狂想曲~名古屋映画館革命~」 (C)メ~テレ

シネマスコーレで公開された映画「劇場版 シネマ狂想曲~名古屋映画館革命~」 (C)メ~テレ

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 名駅の映画館「シネマスコーレ」(名古屋市中村区椿町8)で4月29日から、映画「劇場版 シネマ狂想曲~名古屋映画館革命~」の上映が始まった。

メ~テレが制作・配給

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 同映画は1983年の開館以来、名古屋の映画文化を支えるミニシアター・シネマスコーレの副支配人・坪井篤史さんに 「メ~テレ」(名古屋テレビ放送)が密着したドキュメンタリー。坪井さんは2001年から同館に勤務。「名古屋を映画で一番熱い地にしたい」との思いで、宣伝や上映のほか、手描きのポスター制作、作品にちなんだオリジナルフードメニュー作り、イベントの開催など、さまざまな取り組みで映画文化の盛り上げに情熱を注ぎ込んでいる。

 同作では坪井さんの日々の仕事から、トークイベントや大学の講座での映画解説、7,000本以上に及ぶVHS映画収集や、作り手や観客を巻き込んで仕掛ける上映イベントの様子などを、約半年にわたり密着取材。白石晃士監督、松江哲明監督、カンパニー松尾監督、井口昇監督ら同館で作品を上映した映画クリエーターやスタッフ、家族のインタビューも交え、情熱の源に迫る。ナレーションは俳優の竹中直人さんが担当。

 監督・撮影・編集は「名古屋テレビ映像」の樋口智彦ディレクター。2月1日に同テレビ局で放送された後、映画館で見たいとの声が集まり、約20分の追加映像を加えた65分の劇場版での上映が決まった。樋口さんは「もともと坪井さんのファンで、トークイベントにも観客として行っていた。名古屋でこんな面白いことが起こっていて、こんなに面白い人がいると知ってほしくて作ったドキュメンタリー。劇場版では坪井さんと共に映画館を支えてきた木全純治支配人の取り組みや、一映画ファンとして作品を鑑賞する坪井さんの姿などを加えた」と話す。

 同館での公開について樋口さんは「シネマスコーレで自分の作品が上映されるのは信じられないくらいうれしい。一人でも多くの人に映画館のスクリーンで見てもらえたら」と話し、多くの来館を祈る。

 6月2日まで。

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