名古屋城(名古屋市中区本丸1)にある茶席「名古屋城茶席内書院」で4月21日、落語家・立川志の彦さんが出演する落語会「やって楽しい 志の彦落語」と「きいて楽しい 志の彦落語」が開催される。
子どもたちも参加した、立川志の彦さん出演の過去の落語会の様子
同企画は、名古屋の魅力を集めた都市文化の祭典「やっとかめ文化祭」と、名古屋を中心とした東海エリアで「そうぞう」的なことを中心にイベントを開催する有志のグループ「そうぞう室」のコラボレーション。「そうぞう室」は、「やっとかめ文化祭」実行委員会の事務局を担うNPO法人大ナゴヤ大学に関わるメンバーが立ち上げたグループで、これまでにも暮らしや食などさまざまなテーマで活動を展開してきた。
全国で活動する立川志の彦さんは、真っ暗にした会場で行う「くらやみ落語」やゲルの中で落語をするなど実験的な落語に挑戦する落語家。昨年秋には、「そうぞう室」主催で「秋の夜長のくらやみ落語会」も行った。
「そうぞう室」室長の久保田充さんによると「そうぞう室が文化的な企画を名古屋の歴史的な会場を活用しようと思った際に、やっとかめ文化祭とコラボすることでより広い視点で名古屋に残すべき歴史・文化を広げられると感じた」とし、やっとかめ文化祭に打診した。毎年秋に約3週間にわたり開催する同祭。期間外でもコラボ企画を実施している。
当日は、親子向けの「やって楽しい 志の彦落語」と、一般向けの「きいて楽しい 志の彦落語」を開催。「やって楽しい~」の開催時間は10時30分~11時30分。「寄席には来づらい小さいお子さんもお招きできる機会を用意」とし、子ども連れでも参加できる。希望者には高座に上がってもらうワークショップも開催予定。参加費は、大人(13歳~)=2,000円、子ども(5~12歳)=1,000円、4歳未満は膝上で無料参加可能(名古屋城入場料500円が別途必要、中学生以下無料)。定員は大人、子どもの合計で40名。
「きいて楽しい~」の開催時間は13時30分~15時15分。演目3席を披露する予定。参加費は2,500円(名古屋城入場料は同)。未就学児童の参加不可。定員35人。久保田さんは「午後の部で志向の違う落語と会場の雰囲気を用意するので午前・午後両方に足を運ぶのもお勧め」と参加を呼び掛ける。
チケットは専用サイトで販売する。