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名古屋城前に「金シャチ横丁」 飲食、物販など2ゾーンに19店

3月29日にオープンを控える「金シャチ横丁」。写真は「義直ゾーン」

3月29日にオープンを控える「金シャチ横丁」。写真は「義直ゾーン」

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 名古屋城近くにできる「金シャチ横丁」(名古屋市中区三の丸1)で3月26日、オープンを前に内覧会が行われた。オープンは29日10時30分。

イタリアンバールや創作串揚げ店など7店が出店する宗春ゾーン

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 正門前の「義直ゾーン」と、地下鉄名城線「市役所」駅出口近くに位置する「宗春ゾーン」の2カ所に別れた同施設。それぞれ、初代藩主・徳川義直、七代藩主・徳川宗春の名前を付け、コンセプトを持たせる。

 「伝統・正統」をテーマにした義直ゾーンには、4300.26平方メートルの敷地面積に、名古屋めしを中心とした飲食店や土産店12店(飲食10店、物販2店)が出店する。約600年前の名古屋城築城当時に使われたという「木曽の木材」を同じように使った純木造の和風建築で、白御影石を敷いた通路をはさみ、左右に白いしっくいの壁で瓦屋根の長屋に各店が軒を連ねる。店先にはあんどんやのれんを設置するほか、既存の桜やイチョウの木が彩りを添える。

 愛知県を中心とした地酒を販売する「十代目儀助(ぎすけ)」では、25~30種類の日本酒や地ビール、食品などを販売するほか、日本酒飲み比べ(3種類、550円)も用意する。「ひつまぶし名古屋備長」では、金粉をまぶした「金シャチひつまぶし」(6,600円)や、テークアウトで「うなぎいなり」(1,300円、以上、税別)を販売。両口屋是清が運営する甘味や食事が楽しめる「那古野茶屋」では、甘味メニューの器を金色に統一し、自分で焼いて食べられる「金シャチ横丁だんご」(800円)、「金シャチ横丁わらび餅」(700円)などを販売する。

 試食をしながら好みの商品を選べる「えびせんべいの里」は、100グラムの小分け包装商品の量り売りコーナーを設置。店に大きなちょうちんと商品の甲冑(かっちゅう)をディスプレーした土産店「なごみゃ」は、東海地区ゆかりの菓子、雑貨、伝統工芸品などのほか、刀、金ぱくを使ったオリジナルグラスなどを販売する。そのほか、「山本屋総本家」「みそかつ 矢場とん」「スギモト牛鍋店」なども出店する。営業時間は10時30分~名古屋城閉門時刻から30分後。

 「新風・変化」をテーマにした宗春ゾーンでは、3474.30平方メートルの敷地面積に「名古屋の新しい食文化を発信する」7の飲食店が出店する。大津通側、城側にテラス席を設ける店もあり、夜間営業も行う。

 地元酒蔵と協力して作った日本酒のカクテルや野菜を使った料理などを提供するイタリアンバール「シロマチ グリル」、愛知県特産の豚肉「保美豚(ほうびとん)」を使った肉料理の「ポークレストラン岳家(がくや)」、東京・大阪で修行し6年前に東区・泉に出店した創作串揚げ店「つだ」などが軒を連ねる。熟成肉料理を中心としたカフェダイナー「ポップオーバー」では、アイスクリームとクッキーなど使って忍者の姿、手裏剣、刀など表現した「忍者アイス」(540円)も用意する。そのほか、あんかけスパゲティの「あんかけ太郎」、濃厚魚介豚骨スープのラーメン店「フジヤマ55」も出店する。営業時間は10時30分~22時30分。休業日は名古屋城休業日に準ずる。

 店舗建物や門などの外壁格子には、名古屋城や徳川の家紋、宗春のシルエット、山車(だし)などのイラストをデザインしたモチーフを多数埋め込み、スマホをかざすと紙芝居風の映像が英語音声・日本語字幕で流れる仕掛けを施す。視聴にはARアプリのダウンロードが必要。同施設を拠点に走る観光人力車もあり、利用料金は、ショートコース(約10分間、2人3,000円、1人2,000円)、外堀一周コース(約35~45分間、2人8,000円、1人6,000円)など。営業時間は10時~15時(最終受付)。

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