小豆島のオリーブ農家のオリーブオイルと小豆島の食材を楽しめるスタンディングバル「らしくBAR(バル)井上誠耕園」が4月5日、名古屋駅前の名鉄百貨店本店(名古屋市中村区名駅1)メンズ館・ナナちゃん人形横に期間限定オープンした。
1940(昭和15)年創業の井上誠耕園は瀬戸内海の小豆島にあるオリーブとかんきつを作る農家。食用や化粧品用のオリーブオイル製品を自社開発・加工販売している。小豆島に物販店舗、カフェレストランを構えるが、県外への飲食店出店は今回が初めて。
同店では、瀬戸内、小豆島の食材を中心に使い、オリーブオイルのおいしさを感じられるように考案した料理や、同社のフルーツなどを使ったドリンクを提供する。オリーブオイルは9種類用意し、どの料理にもオリーブオイルかけ放題。同社広報担当者は「オリーブの品種、実の熟度の違いで味の違いがある。ショウガやニンニクなどフレーバーを付けたものも。オリーブオイルの奥深さをこの店を通して伝えたい」と話す。
オリーブオイルの種類は、早摘みの緑色の実を搾った「爽やかな苦味とピリッとした辛味」が特徴の「緑果(りょっか)搾りピクアル」、フルーティーな味わいが特徴の「完熟搾りアルベキーナ」、エキストラバージンオリーブオイルを使い低温でニンニクを煮込んだ「ガーリックオリーブオイル低温抽出」、ショウガを炊き込んだ「生姜(しょうが)オリーブオイル」など。
フードメニューは瀬戸内海で取れたうま味の強いタコを使う「せとうち タコのカルパッチョ」(650円)、オリーブの搾りかすを餌として与え育てたブランド牛「オリーブ牛の『超』レアハム」(600円)、瀬戸内産シラスのアンチョビーを使ったソースで楽しむ「旬野菜のバーニャカウダ」(700円)、小豆島のそうめんを味わえる「せとうち 海老(えび)と赤ニシ貝のコンフィ 冷たい手延べそうめん」(500円)、オリーブオイルの味をシンプルに楽しめる「パン」(200円)など。「オリーブオイルはそうめん、うどん、おにぎり、卵かけご飯などにも合う。和食と相性が良い」(広報担当者)とも。
ドリンクは、井上誠耕園のフルーツを使ったウイスキーベースの「クラフトハイボール」(650円)、ジンベースの「クラフトサワー」(600円)、「自家製サングリア」(ロッソ、ビアンコ、各600円)、「井上誠耕園の生搾りジュース」(650円)など。
収容人数は18人。営業時間は15時~23時(土曜・日曜・祝日は11時~)。