アニメ「エヴァンゲリオン」の約6メートルの初号機立像が1月10日、ささしまライブの商業施設「グローバルゲート」(名古屋市中村区平池町4)1階アトリウムに登場した。
「エヴァンゲリオン中京圏プロジェクト ~名古屋・ささしまライブから世界へ発信~」の一環。3月までの期間中、ささしまライブ、中部国際空港セントレア、名古屋鉄道グループ、台湾で、エヴァンゲリオンを活用したさまざまな企画を展開する。国内外からの観光客誘致を狙いインバウンド施策に寄与する目的。
同日、グローバルゲートでは同プロジェクト始動を記念したオープニングセレモニーが行われ、初号機立像がお披露目された。セレモニーに出席した実行委員会代表で中京テレビ常務の吉川修平さんは「ささしまライブから名駅方面を見た風景がエヴァンゲリオンのストーリーの舞台に似ているということから企画が始まり、実現に至った。ささしまエリア、中京地区にぜひ来てほしい」と話す。大村秀章愛知県知事は「日本が誇るアニメの中でも有力なコンテンツのエヴァンゲリオン。世界から見に来てもらいたい」、河村たかし名古屋市長は「面白いものを作って盛り上げてもらいたい」と話す。
同アニメの著作権管理を行うグラウンドワークスの神村靖宏社長は「3カ月という長期間に、アカデミックなこと、名古屋らしいもの、展示、カフェやホテルのレストランでのメニュー、交通機関への展開、三重、岐阜のショッピングモールなども会場にさまざま企画が用意されている。時間、メディア、場所、コラボ企業など企画の幅が広がりうれしい。日本のアニメーションが、文化の発展、貢献の一助になれて光栄」と話す。
中京テレビ1階にあるロビーカフェテリアでは「EVA Cafe」(3月31日までの平日限定。10時~17時)を設置し、コラボメニュー「パフェ初号機」(700円)、「レイ ヨーグルトドリンク」(500円、ドリンクメニューは月替り)、オリジナルグッズを販売する。グローバルゲート内の協力飲食店でもコラボメニューを用意する(3月31日まで予定)。名古屋駅とささしまライブを結ぶラッピングバスは内装や車内アナウンスでも世界観を演出する(3月31日まで)。
セントレア第1ターミナル2階到着ロビー中央では金色に輝く、約3メートルの初号機立像を展示する(3月31日まで)。セントレアホールでは原画展を開催する(2月21日~3月12日、平日=10時~17時、土曜・日曜=10時~19時、最終日は16時まで、有料)。
初号機仕様にラッピングした、名古屋駅と中部国際空港駅を結ぶ名古屋鉄道の特急列車「ミュースカイ」運行(1月14日~3月9日)、名鉄百貨店本店に出店する「エヴァンゲリオンストア」(1月29日~2月18日)、同アニメのキャラクターに扮(ふん)した名鉄百貨店本店前のナナちゃん人形も展開(1月29日~2月4日)する。