「オークラ ニッコー ホテルズ」初のライフスタイルホテル「ニッコースタイル名古屋」(名古屋市中村区名駅5、TEL 052-211-8050)が8月7日、開業する。
ライフスタイルホテルは、地域性があるデザインで街に開かれ、人との関わりが生まれるラウンジを持つなど宿泊以外の付加価値をテーマに掲げ滞在してもらうことが目的のホテル。同ホテル総支配人の西邦之さんは「名古屋には老舗ホテル、大手ホテルはあるが、ホテル自体を楽しむライフスタイルホテルは少ないと思う。宿泊目的ではないが行ってみたいホテルとして名古屋の人にも名古屋に来る人にも喜ばれる場を目指す。来ていただいて、次は宿泊してみたいと思っていただければ」と話す。
入り口を入ると、宿泊者以外も利用できるカフェ・バー(35席)、ロビーラウンジ(飲食の利用が無くても利用可)、イベントなどにも使えるDJブースを有するコミューナルロビーと、レストラン(62席)がある。吹き抜けにはプロジェクションマッピングが照らされる大きなシャチホコのオブジェが飾られ来館者を出迎える。ホテルフロントはコミューナルロビーの奥に設ける。地上13階建て。
「生産者とのつながりを大切にする」(広報担当者)というシェフが手掛けるレストランのランチメニューは、つなぎなしの牛肉100%のパテを守山ベーカリーのバンズで挟む「スタイルチーズバーガー」のほか、「ハーブオイルでマリネした恵那どりのロースト」「信州吟醸豚肩ロースグリルソーセージと黄トマトチャツネ」(以上1,800円、サラダプレートまたはスープ、デザート、パン、コーヒー付き)など。ランチコース(4,200円、スープ、前菜、メイン、デザート、パン、コーヒー付き)も用意する。
カフェ・バーで提供するコーヒーは名古屋の「トランクコーヒー」とコラボしたオリジナルブレンドを、トランクコーヒーが参画して作ったコーヒーの香りと甘みをより感じられる形状の美濃焼の「アロマカップ」で提供する。ドリップコーヒー(550円~)、紅茶(600円)、「NY スタイルチーズケーキ」(700円)など。
営業時間は、レストラン=11時~14時30分、カフェ・バー=10時~17時。レストランは現在、新型コロナウイルス感染対策で収容人数を減らし、当面の間ディナーの営業を見合わせている。
客席は191部屋で全て30平方メートルの正方形の造り。上層階のプレミアムフロア(51室)、リラックスと快眠をテーマにしたデラックスプラスフロア(34室)、デラックスフロア(106室)。客室はポイントで金と黒を使い、有松絞りのクッションカバーやシャチホコの置物やサインデザイン、裏面に金のシャチホコをモチーフにした金のうろこ柄のデザインを施したミラーなどを展開。客室フロア通路のじゅうたんは有松絞り風のデザインを採用。2階に宿泊者専用のフィットネスジム(24時間利用可能)を設ける。