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名古屋市内でシェアサイクル「チャリチャリ」 1分4円で利用、自転車は独自開発

赤い自転車の「Charichari」(画像提供=neuet)

赤い自転車の「Charichari」(画像提供=neuet)

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 名古屋市内でシェアサイクルサービス「Charichari(チャリチャリ)」の運用が始まった。サービス開始日は7月15日。

名古屋営業所を担う田口大輔さんと赤い「Charichari」

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 同サービスは2018(平成30)年2月に福岡市で開始したもので、名古屋に次ぎ、今月、東京の浅草・上野エリアでも運用を始めた。運営会社はneuet(ニュート、本社=東京都港区)。

 まちなかに設置された「ポート」(自転車が置かれる場所)間を自由に利用できる。名古屋エリアでは9月18日現在、26ポートを設け、今月中に30ポート近くになるという。ホテル前や観光スポットのほか、オフィス前などに設置するポートは現在、名駅、那古野、伏見、栄、大須、市役所などに置かれ、今後、金山、熱田などにエリアを広げる。名古屋営業所を担う田口大輔さんは「広域に広げる前にまずポートの数を増やし密度を濃くしていく」と話す。今年中に自転車台数200台、80ポートの設置を目指す。

 利用金額は1分4円で、スマートフォンで専用アプリを使い利用する。アプリ上のマップでポートの場所や自転車の設置数を確認でき、自転車に設置されているQRコードを読み取り解錠し、乗車利用する。ポートに駐輪し自転車の鍵を閉めると乗車が終了し、アプリで確認できる。「ちょっと利用したいときに低価格で使える」(田口さん)。

 故障車などを運営者に報告するなどの手伝いをするとマイルが付与される仕組みも設け、たまったマイルは自転車の利用料金に充てることができる。まちなかの駐輪禁止エリアに駐輪した際には警告メッセージをアプリ内に表示し利用者に伝える。駐輪禁止エリアなどに自転車を放置し撤去された場合は利用者にペナルティーを課す。

 自転車は乗り心地と安全をテーマに独自開発した。20インチで3段変速付き。サドルのクッションも軟らかく、タイヤの空気も減りにくい作りだという。籠部分に太陽光パネルを設置し、自転車に搭載する鍵部分の装置の電力にする。

 平日の7時~8時台、夕方の18時~19時台の利用が多く、通勤に利用している人が多いという。「名古屋駅から伏見駅くらいの10分程度の距離を、わざわざ地下鉄に乗るために地下に降りるより地上で自転車を使い移動することが選ばれているのでは」という。

 今後、電動アシスト自転車を導入する見込みだという。

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