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ホテルナゴヤキャッスルが51年間の営業を終了 建て替えのため休業へ

「ホテルナゴヤキャッスル」正面玄関前であいさつする社長、ホテルスタッフら

「ホテルナゴヤキャッスル」正面玄関前であいさつする社長、ホテルスタッフら

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 名古屋城を目の前に望む「ホテルナゴヤキャッスル」(名古屋市西区樋の口町3)が9月30日、51年間の営業を終了した。10月1日から建て替えのために休館する。

「ホテルナゴヤキャッスル」正面玄関のシャッターが降りる

 同ホテルは1969(昭和44)年10月5日に名古屋城を庭に見立て、名古屋を代表する一流ホテルを目指し開業した。一昨年、耐震に問題がある施設と認定され、耐震補強はしたが抜本的な解決を考えて閉館に至った。

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 営業終了を前に正面玄関に同ホテルの全スタッフが集結し、山下孝治社長が一時休館のあいさつを行った。「結婚式をあげた人、宴会のご利用、家族で毎年食事に来ていた人など多くのお客さまにご来館いただいた。(休館企画で行った)ホテルロビーに設置したメッセージボードには1000通を超えるメッセージが集まり、『ありがとう』という言葉が添えられていた。親しまれ、愛されてきたホテルになったことに幸せを感じるとともに誇りに思う。新しいホテルで再会できることを楽しみにしている」とあいさつした。

 玄関前には常連客らが集まり営業終了の瞬間を見守った。社長あいさつの後、集まった人の拍手の中、シャッターが降りた。

 北村勉総支配人は「本日最終日を迎え、さみしい気持ちはあるが楽しみもある。これからが重要。明日から新しいステージに向かって頑張っていく」と話す。「新型コロナウイルスの影響で、1500人~2000人を収容できる最大の宴会場『天守の間』などでの宴会予定が全てキャンセルとなり宴会ができなかったことに悔いが残る」とも。

 新しいホテルについて、「ラグジュアリーホテルになり部屋は広くなると聞いている。これまで同様、海外の要人や皇室の皆さまを迎えるホテル」(北村支配人)という。従業員はしばらくの間、系列ホテルなどで働くという。

 最後には同ホテルから出発するシャトルバスの最終便を、ホテルスタッフが大きく手を振り見送った。

 建て替えする新しいホテルは2024年度の開業を目指す。

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