名古屋駅周辺のビルや広場、通りで11月11日夕方、イルミネーションが一斉に点灯した。
「光るブロッコリー」と例えられるLEDライトで照らされた大きな樹木
毎年恒例で名古屋駅地区街づくり協議会が手掛けるにぎわいづくりの取り組み「メイエキイルミ」によるもの。同企画で定めたシャンパンゴールドの明かりがまちじゅうを照らした。
JR名古屋駅前の商業ビル「JRゲートタワー」1階エントランスには、虹をイメージしたという7色の光が点灯する高さ12メートルのクリスマスリースが登場。駅前タクシー乗り場にある大きな樹木は、LEDライトで照らされる形が「光るブロッコリー」と例えられSNS上で話題を集める。
名古屋マリオットアソシアホテルのメインロビーには名古屋提灯で作った高さ3メートルのオリジナルツリーが登場。柄も同ツリーのためにつくられたもので、1カ所だけ同ホテルのマークを忍ばせた。
駅前のモニュメント「飛翔(ひしょう)」もライトアップされ、周りにそびえ立つ名駅ビル群の夜景とのコンビネーションを写真に収めることができる。
商業複合施設「ミッドランドスクエア」は商業棟1階に、ガラスアーティスト・辻和美さんが手掛けたアートツリーを設置。1点ずつ手作りのガラスプレートや約530の器を使い、癒やしと再生への願いを込めた「青い光」をともす「ブルーガラスツリー」とした。同館外の植栽や樹木はシャンパンゴールドをベースに青色を加えた。LED約9万球を使う光の演出を行う。今月20日~12月24日までドイツのオーナメントなどを販売するクリマスマーケットも開催する。
「大名古屋ビルヂング」5階のスカイガーデンには、LED約10万球を使う「LOVE」をテーマにしたイルミネーションが点灯。バラを中心とした赤い花の装飾や、ハートやリボンのモチーフで彩るほか、ハート型のフォトスポットやギフトボックスに見立てたオブジェを設置する。
「KITTE名古屋」1階アトリウムにはアーティスト・びわゆみこさんが手折りでつくった「ミウラ折り」のライティングオブジェ191個でできたクリスマスリースを展示する。音楽に合わせてさまざまな色彩に変化する演出も行う(1日8回)。館内各所にも「ミウラ折り」ミニツリーを飾る。同館外構の名駅通り沿いはLED約2万7000球で彩る。
「メイエキイルミ」でインスタグラムを使ったフォトキャンペーンも行う。名駅周辺のイルミネーションや対象施設などのクリスマス装飾を撮影した写真にハッシュタグ「#メイエキイルミ2020」を付けて投稿すると参加できる。投稿期間は12月25日まで。抽選で名駅周辺のホテル宿泊券や対象施設で使える商品券などを進呈する。
展示期間は各施設により異なる。