中部国際空港(セントレア)、年末年始の出入国者予測数を発表

エバ-航空が10月に就航を開始した「ハローキティジェット」も台湾人気の要因か

エバ-航空が10月に就航を開始した「ハローキティジェット」も台湾人気の要因か

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 中部国際空港セントレア(愛知県常滑市セントレア1)名古屋入国管理局中部国際空港支局は、今年12月23日から来年1月10日までの出入国者予測数を発表した。

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 同管理局によると、期間中の出入国者(帰国者含む)予測数は、出国者=148,500人(対前年比16%増)、入国・帰国者=151,200人(対前年比18%増)、総数=299,700人(対前年比17%増)といずれも増加を見込んでいる。

 期間中の出入国ピークは、出国=12月29日(11,100人)、入国・帰国=1月3日(11,300人)。今年の年末年始は、12月28日~1月3日までが正月休み、1月4日、5日は出勤した後1月6日~8日が3連休となる企業が多く、入国・帰国ピークが例年より早まっているのが特徴。同局担当者は「年末から休みを取る『年末型』と、年明けの連休から休みを取る「年始型」に分散化している傾向が見られる」と予想している。

 出国者の行き先別人気は、1位が韓国=24,500人(対前年比同率)、2位がタイ、ベトナムなどの東南アジア諸国=22,800人(対前年比10%減)、3位が台湾=18,600人(対前年比114%増)、4位が中国=18,000人(対前年比11%増)、5位が香港・マカオ=13,300人(対前年比26%増)となっている。2006年は、エミレーツ航空(ドバイ)、フィンランド航空(フィンランド)、エバー航空(台湾)3社が同港へ新規就航を開始したのを背景に、JAL、ANAなど各社が中国、台湾への路線を拡張したことが大きな要因となっている。

 同局担当者によると「全体的に国内の景気が安定してきたため、海外旅行意欲が高まっている傾向がある。韓国は、国内から一番近い外国ということもあり毎年安定して人気がある。中国本土は反日デモの影響が一段落して、人気が復活してきているのでは」と話しており、また他地域では、グアム・サイパン=11,400人(対前年比8%増)、ハワイ=11,100人(対前年比11%増)となっており、家族旅行向けに安定して人気があるという。

 一方、全体的に好調な動きを見せる中、オーストラリア・ニュージーランド=3,400人(対前年比41%減)となっており、昨年よりカンタス航空(オーストラリア)が3便運行していたオークランド行きを全便運休、ケアンズ行き7便を5便に減便した影響が出ているという。

中部国際空港セントレア

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