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那古野エリアで高知の食材使ったグルメイベント テークアウトや物販も

「エリアジャック高知@なごの」のパンフレットを手にする藤田まやさん

「エリアジャック高知@なごの」のパンフレットを手にする藤田まやさん

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 高知の食材を使った料理などが那古野かいわいの店で楽しめる「エリアジャック高知@なごの」が2月1日、始まる。主催は高知県。

和食店「懐韻」で提供する「高知産カツオのわら焼きタタキ」

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 今年で3回目。初回は13店舗から始まり、今回は過去最多の41店舗が参加する予定。スタンプラリー形式で楽しめるようになっている。テークアウトメニューや物販も増やしたという。

 毎回準備段階で、参加店舗のシェフが高知の食材を実際に見て食べるという視察も行っている。高知県名古屋事務所の藤本直人さんは「視察の際は、高知食材の豊富さやおいしさなどに毎回驚いていただいている」と話す。

 生まれも育ちも那古野で、かいわいのまちづくりに関わり、同イベントに協力する藤田まやさんによると「高知県の担当の方から、エリアジャック高知をやりたいけど街に迷惑は掛けられないとお聞きし、事前に参加店舗に確認することに。さまざまなイベントが中止になっている中、店舗もやりたい気持ちがあり、密にはならないだろうなどの見解で全店舗から参加の意思があった」と振り返る。

 居酒屋、和食店、洋食店、カフェなどがそれぞれのオリジナルメニューを提供。藤田さんも気に入っているという「土佐あかうしのステーキ」に使う「土佐あかうし」は赤毛和牛の中で最も頭数が少なく、年間300頭程度の出荷でとても貴重。「赤身のうま味がかめばかむほど出てくる。サシのバランスもよく柔らかい肉質が特徴」(藤本さん)。高知で代表的な「カツオのわら焼きタタキ」は、1本ずつ丹念に職人が手作業でわらで焼き上げたもの。「わらの香ばしい、スモーキーな香りが食欲をそそる」。全国一の生産量を誇るユズを使ったパフェやシフォンケーキや、珍しいウツボを使った料理などが登場する。メニューによってテークアウトが可能で同イベントのパンフレットで確認できる。

 過去のイベント参加者からのアンケートでは「高知に旅行で行ってみたい。必ず行きます」「近所でこんな楽しい取り組みがあってうれしい」「イベントでお店に入るきっかけになった」などの声が寄せられている。「高知観光へのきっかけのほか、お店に入るきっかけにもなっているようで大変うれしい。店舗間のコミュニケーションの場にもなっているという声も聞いている」(藤本さん)。

 「高知県は四万十川や仁淀川に代表される清流、緑深い山々など、美しく豊かな自然に恵まれ、自然体験型のアクティビティも多い。自然の恵みを受けた食材も大変豊富。史跡や文化遺産なども多い。自由に旅行に行ける日が来た際には田舎の素朴ではあるが南国特有の気さくであたかいおもてなしの心で皆さまをお迎えしたい」と話す。

 開催は3月14日まで。

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