「名古屋マリオットアソシアホテル」(名古屋市中村区名駅1)15階のオールデーダイニング「パーゴラ」で4月1日、デザートがメインのティータイム「できたてココ・ドルチェ」が始まった。
「美味しさ時間=3分」の「しぼりたて極細和栗の贅沢モンブラン」はクリームが絞られる様子を見ることができる
同店は接触感染予防を目的に昨年6月、ビュッフェ提供を利用客自身が大皿料理からを取り分けるスタイルから、「個々盛り」に変更した「ココ・パレット」を始めた。
今回の「できたて ココ・ドルチェ」は平日14時~16時で、1日60人限定。同店で初めてのデザートがメインの時間だという。全て個々盛りで、約15種類のデザートと軽食、ドリンクを提供する。4月のテーマは桜。今後、2カ月程度でテーマを変え展開する。
同ホテルの常務取締役総支配人の松任徹治さんによると「当ホテルのラウンジではアフタヌーンティーの利用が好調」という。一方、「パーゴラ」はコロナ禍で利用が約7割減。ランチタイムは2回転目の利用が思わしくないこと理由に、平日のランチ営業終了時間をこれまでの15時から13時30分(最終入店は12時30分)に切り上げ、ティータイムに充てた。ディナー開始時間も17時30分から18時に変更する。
「何かこだわりを、と思い、『出来たて』にこだわった」(松任さん)という。一部メニューに、出来たての味や香り、食感を楽しめる目安時間を独自で設定した「美味(おい)しさ時間」を提示。同店料理長の森勇貴さんは「その場で作るライブ感、プレミア感を提供。工程も見ていただける。温かい、サクサク、ふわふわなど出来たてを楽しんでほしい」呼び掛ける。
「美味しさ時間=75秒」の「桜エスプーマ&ベリーのふわふわパンケーキ」は「しっかりと」泡立てたメレンゲ生地をその場で焼き上げる。「粉の配合、生地の発酵時間、温度などこだわり、焼き時間、蒸し時間を秒単位で調整し、ふわふわに焼き上げる」と森料理長。「同=3分」の「しぼりたて極細和栗の贅沢(ぜいたく)モンブラン」は、アイスにもなかの皮をのせクリームを絞った上に、和栗ペーストを細さ1ミリで絞り出すモンブラン。「お好みでラム酒を数滴垂らし味変を楽しめる。ぜいたく感が増す」(同)。「同=5分」の「金柑(きんかん)&オレンジ&檸檬(れもん)のアーモンドミルフィーユ」はパイシートを香ばしく焼き上げ、旬のキンカンのコンポートやかんきつ系のクリームを合わせる。
イチゴ・白あん・マスカルポーネクリームなどを求肥(ぎゅうひ)で巻き上げ、八重桜の塩漬けのドライをトッピングした「桜と苺(いちご)のフルーツロール大福」、イチゴを挟んだ「クロワッサンフルールサンド」、名古屋コーチン卵を使う「自家製ベークドチーズケーキ」、桜ジュレやアイスクリームなど。
マリオットホテル共通レシピのハンバーガーのミニサイズ「ミニマリオットバーガー」や2種類のソースを用意するパスタなど軽食も用意。利用者全てにノンアルコールのウエルカムドリンクも提供する。ハンドドリップする2種類のコーヒー、フレンチプレスで提供する12種類の紅茶、茶せんで点(た)てる西尾産を中心とした抹茶など、ドリンクにもこだわりを見せる。
実施時間は14時~16時(最終入店は15時)。価格は大人=3,500円、小学生=2,300円、幼児=1,400円。
4月6日から5月31日まで、「ココ・ドルチェ」付きの宿泊プラン(デラックスツインルーム)も販売する。