名古屋観光ホテル（名古屋市中区錦1）で1月12日、映画「Dear Friends」主演の北川景子さん（20）と本仮屋ユイカさん（19）会見が行われた。

　映画「Dear Friends」は、女子中高生を中心にカリスマ的な人気を集めている作家、Yoshiさん原作の小説「Dear Friends　リナ＆マキ」を初めて映画化したもの。恵まれた家庭、完璧なルックスを持ち「友達は必要な時にだけ利用するもの」と言い自由奔放に生きる女子高生リナが、突然がんに犯され自暴自棄になる中、小学生時代の同級生マキとの再会で、やがて真の友情に目覚めて行くストーリー。

「友達は必要か」「本当の友達とは何か」など、友情をテーマとして描かれた同作は、Yoshiさんの代表作となった小説「Deep Love」シリーズに続き発表された小説で、これまでに単行本は50万部、コミックは30万部の売り上げを記録している。

　リナ役を演じた北川さんは、「自分が17歳の頃感じていた憤りや、訳もなく親に反抗する態度、言いようのないギャップなどを思い出しながら演じた。リナの行動や心情は、すぐに理解できた」と話し、マキ役の本仮屋さんは「原作を読んだ時あまりにも衝撃的で、自分が経験していないことを演じることができるのか不安になったが、脚本を読んでリハーサルを重ねるうちにマキの心情を理解できるようになった」と話していた。

　共演を通じてプライベートでも仲良くなったという2人は、「この映画を通して、友だちや親に対する考え方が変わった。回りの人を思いやる気持ちが強くなった」（北川さん）、「大切なのは、自分を信じること。自分を信じれば、友だちはできると思う。映画を見た10代の人たちだけでなく1人でも多くの人に『友達の大切さ』を感じてほしい」（本仮屋さん）と、それぞれ語った。

　同作は、2月3日から109シネマズ名古屋（中村区平池町4）をはじめ全国でロードショー公開予定。

映画「Dear Friends」公式ホームページ