「切っても切っても同じ絵柄が出る」組みあめを製造するオリジナルキャンディーブランド「まいあめ」(名古屋市西区南堀越2)が現在、寅年の干支(えと)あめを販売している。
中身の干支あめが見える造りの「お年賀ぽち袋」と「お年賀箱」のイメージ
干支あめは、10年前の「巳(み)年」から製造を始めた商品。広報担当者の藤井佐枝子さんによると「お正月のお年賀として、ごあいさつの言葉だけではなく『思いを乗せたお年賀』の需要があるのではないかと思い作り始めた」と振り返る。毎年、社内で絵柄の候補をいくつか出してしぼり、仕上がりの「かわいさ」や作りやすさを検討しているという。
現在、販売しているのはトラの顔をデザインした干支あめはオレンジ味。干支あめを使う商品は2種類。「お年賀ぽち袋」は、鏡餅と富士山の2パターンの絵柄のポチ袋に、トラの干支あめ(1個)のほか、門松(味=マスカット)、梅の花(同=ウメ)、だるま(同=サイダー)、招き猫(同=パイナップル)、めでたい(鯛)(同=リンゴ)のデザインのあめがランダムで2個、合計3個入る。「渡す相手がぱっと笑顔になるように」(藤井さん)と考え、一部をフィルムにして中身のあめが見えるパッケージにリニューアルした。価格は、15袋=1,800円、30袋=3,000円、50袋=5,000円。藤井さんは「紙を使うパッケージでお年玉のような印象にもなった。わくわく感を楽しんでもらえるのでは」と期待を寄せる。
箱入りの「お年賀箱」は、トラの干支あめ、門松、梅の花、だるま、めでたいの5種類が各4個、合計20個入る。価格は1箱=1,000円。のし紙に名入れする場合は1,200円。藤井さんは「お年賀箱は、少しかしこまったものを渡すシーンを想定した商品。親戚や企業のあいさつ回りに活用されている」と話す。
同ブランドオンラインショップで販売する。年内発送の場合の受注締め切りは今月26日。