広告媒体の企画・開発などを手がける創宣（名古屋市中区錦2）は1月26日、グランドオープンした「名古屋ルーセントタワー」（西区牛島町6）の各階に広告ビジョン「ユビキタスビジョン」を導入した。

　　「ユビキタスビジョン」は、同社のメーンセンターで管理している静止画や動画などを各地に設置した液晶・プラズマディスプレーやプロジェクターなどで配信するもの。企業の広告やCMだけでなく、画像と同時にニュースや天気予報などもリアルタイムで配信できるのが特徴。名古屋ではエスカ地下街（中村区椿町6）や「カフェ・ド・クリエ錦店」（中区錦3）店内、エステサロン「ビーエスコート」待合室などをはじめ、全国約100カ所に設置されている。

　同ビジョンの設置場所では無線LAN環境が整いパソコンでのインターネット使用が可能なため、オフィスビル内の休憩所などへの設置が効果的で、今回飲食店や商業施設以外で初めて、オフィスビル内への設置が実現した。広告営業・装置設置に関しては、同社だけでなく通信機器販売や広告代理業を手がけるスターアライアンス（西区城西4）など、各代理店にも委託し業務拡張を進めている。

　ルーセントタワーに設置されたビジョンは、1階や16階のエレベーターホール＝65インチ3台、オフィスエントランス＝27インチ1台、ラウンジ＝37インチ3台と、3階～40階のオフィス階リフレッシュルーム＝19インチ38台の計45台。

両社は、「同ビル内の飲食店店舗の広告配信も行っていく予定で、災害時のニュ－ス速報の配信なども検討している。今後は、大型商業ビルなど広告媒体掲載価値のある場所への営業を強化し、名古屋地区で同ビジョンの知名度を高め全国へも展開していきたい」と話している。

創宣スターアライアンス