「龍が如く」映画化で、三池崇史監督と北村一輝さんが会見 

「龍が如く 劇場版」記者会見に出席した三池崇史監督(左)と主演の北村一輝さん(右)

「龍が如く 劇場版」記者会見に出席した三池崇史監督(左)と主演の北村一輝さん(右)

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 名古屋観光ホテル(名古屋市中区錦1)で1月31日、映画「龍が如く劇場版」公開に先駆け監督の三池崇史さんと主演の北村一輝さんの会見が行われた。

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 「龍が如く」は、「眠らない街・神室町」を舞台に消えた100億の行方を巡り、10年ぶりに刑務所から出所した主人公、桐生一馬と神室町界隈のヤクザとの抗争を描いたプレイステーション2専用のアクションゲーム。2005年12月に発売以来、リアルな描写にこだわったストーリー展開と、個性的な登場人物などが10代や20代のゲーム世代だけでなく、30代以上の層を中心に人気を集めている。

 昨年12月に発売されたシリーズの続編「龍が如く2」は、現在50万本を突破するセールスを記録、同シリーズは海外でも発売されている。「龍が如く2」発売に先駆け同シリーズの公式サイトで配信された実写版「龍が如く」の総合監督を三池崇史さんが務めたことから、今回劇場映画化が実現した。

 人気ゲームの映画化について三池監督は「原作の世界を理解するため約3日間、クリアするまで仕事もキャンセルしてゲームに没頭した(笑)。ゲーム自体が持つ『魂』と『エネルギー』を撮影現場に持ち込み、原作に忠実に描いた。ゲームファンじゃない人も、映画をきっかけに作品のファンになってもらえれば嬉しい」と話す一方、主役の桐生一馬を演じた北村さんは「僕はクリアできなかった。監督は『イージーモード設定』で、ズルをしていた(笑)。作り上げられたキャラクターを演じることには、プレッシャーは感じなかった。ゲームのキャラクターには命がないので、生身の人間である僕が主人公に命を吹き込んで自分なりの『桐生=ヒーロー像』を作り上げた。特に若い人たちや、ヤクザ映画になじみのない女性に観てもらいたい」と話していた。

 北村さんは、外見をゲームのキャラクターに近づけるため独自のエクササイズ法を用い約2週間で上半身の筋肉を作り上げ、下半身にはパットを装着し、過激なアクションシーンなどを演じたという。また、主人公の桐生と行動をともにする少女、遥を演じた夏緒さんについて三池監督は「最もゲームに近いキャラクターを演じきった」と絶賛し、北村さんは「夏緒ちゃんから『たらこキユーピー』の人形をもらって仲良くなった」という微笑ましいエピソードも披露した。

 同作は3月3日より、名古屋ピカデリー(中村区名駅4)、109シネマズ名古屋(中村区平池町4)をはじめ全国でロードショー公開予定。

龍が如く 劇場版

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