名古屋の街をイメージしたカクテルが楽しめる1日限定のドリンクスタンドが2月27日、名駅の宿泊施設「セブンストーリーズ」(名古屋市中村区名駅2)1階で開かれる。
名古屋の屋上を期間限定でポケットパークとして活用した「青空ルネサンス」を実施する「ライムデザイン」の篠元貴之さんが、まちに関わる事業・活動を行う会社として1月に立ち上げた「ベターシティ」と、中日ドラゴンズコラムニストで建築家の澤村桃さんによる共同企画。街と街のスポーツチームに寄り添うプロジェクト「Drink Lab. Blue」を立ち上げ、1日限定で実験的にドリンクスタンドを展開する。
当日提供するカクテルは、ドラゴンズ選手をイメージし背番号を名前にした青色のカクテルや、ドラゴンズの本拠地「バンテリンドーム」がある「大曽根」、ドラゴンズファンが集まる有名店がある「今池」、ナゴヤ球場がある「尾頭橋」の3つの街をテーマにしたもの。
篠元さんは「横浜ベイスターズはオリジナルクラフトビールを造ったり、日本ハムファイターズは新スタジアム建設のキーとしてまちづくりをしたり、一球団のアクションがまちのイメージやまちづくりに大きく波及している例がある」とし、「非公式だが、洗練された青いドリンクとドラゴンズにまつわる街のドリンクを通じて、プロ野球や都市をまた違う切り口で楽しむこと、それをきっかけに知ることに波及すれば面白いのでは」と企画のコンセプトを説明する。
自身もドラゴンズファンだという篠元さん。「中日は寡黙で職人気質なイメージが強く、華やかなイメージはないが、少しでも彩りを添えられれば」とも。
街のカクテルは篠元さんと澤村さんが、5つのキーワードをバーテンダーに伝えて作られた。「大曽根」は同区にある「徳川園」をイメージした日本酒ベースで、抹茶がアクセントに効いたカクテル。「今池」は芋焼酎ベースで、赤いイチゴのカクテル。「尾頭橋」は青リンゴベースのカクテルを瞬間薫製するもので、「煙がマジックのように育成して雲を超えていくようなイメージ」(篠元さん)という。
アルコールありカクテル6種類(♯1994、♯33、♯9、大曽根、今池、尾頭橋)、ノンアルコールカクテル2種類(♯7、♯1997)の全8種類。
開催時間は13時~15時、15時~17時、17時~19時。入れ替え制で、各回7人まで。参加費は3,000円。事前申し込み不要だが、「事前に『Drink Lab. Blue』のSNSにダイレクトメッセージを送ってもらえるとありがたい」(同)という。