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名古屋城の新土産「本丸御殿 豆皿」 障壁画やふすま絵の動植物描いた「瀬戸染付焼」

「本丸御殿 豆皿」。「虎」(左上)、「リス」(右上)、「鶴」(左下)、「猿」(右下)

「本丸御殿 豆皿」。「虎」(左上)、「リス」(右上)、「鶴」(左下)、「猿」(右下)

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 名古屋城(名古屋市中区本丸1)のオリジナル土産「本丸御殿 豆皿」の販売が、城内の売店で始まった。発売日は3月19日。

金色の紙箱に入る「本丸御殿 豆皿」

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 同商品はオリジナル土産企画「NAGOYA CASTLE」シリーズとして作られた。名古屋城総合事務所の西浦志乃さんは「愛知・名古屋のものづくり、尾張藩にまつわる伝統工芸などを生かした土産をいろいろと作っていきたい」と話す。

 昨年10月に発売した第1弾は、金色を打ち出した内容で、金のしゃちほこをかたどった金色のクリップ「金シャチクリップス」(20個入り、700円)、「本丸御殿 金の手鏡」(全3種類、各750円)、「本丸御殿 金のふせん」(同、各650円)などがある。

 「本丸御殿 豆皿」は、愛知の伝統工芸品「瀬戸染付焼(せとそめつけやき)」で作られたもの。西浦さんによると、「透けるような白い素地に、藍色の絵の具の呉須(ごす)を用いて、繊細な自然画を筆で描く技術が特徴。19世紀以降に広まったもの」という。「瀬戸の焼き物は、江戸時代に初代尾張藩主・徳川義直が陶工を瀬戸に呼び戻したことで活性化したといわれ、尾張藩ともゆかりがある」ことから、今回、「瀬戸染付焼」の豆皿を作った。

 豆皿には、「名古屋城本丸御殿」の障壁画やふすま絵、欄間に描かれたり彫られたりしている動物や草花、文様などをモチーフにした絵が呉須で描かれている。絵柄は「虎」「リス」「鶴」「猿」の4種類で、1枚ずつ手描きで「一点もの」。周りに描かれる模様も全て、本丸御殿の中にあるものが描かれているという。

 「どの皿にも個性があり、名古屋城でしか買うことのできない特別なお土産ができたと思う。飾ってもかわいいと思うし、ちょっと特別な食事の時に使ってもらうのもすてき」と西浦さん。「絵柄の動物が本丸御殿のどこにいるか探してほしい」と呼びかける。

 価格は1枚3,000円。サイズは直径約9.5センチ、高さ約2センチ。金色の紙箱に入る。

 城内の正門横売店と内苑売店のほか、開催中の「名古屋城春まつり」内の物販ブース「金鯱STORE」(4月10日までと、4月29日~5月5日)で販売する。

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