参加店を巡るシールラリー形式のイベント「名古屋ハロウィンラリー」が10月29日・30日、円頓寺商店街(名古屋市西区那古野1)、円頓寺本町商店街(那古野2)、ヒサヤオオドオリパーク(中区)などの対象店舗で開催される。今年で3回目。
主催は、1・2回を主催した、子ども・ファミリー向けの玩具や文具、祭り・イベント用品卸「堀商店(西区)などから成る実行委員会。今回初めて地元大学と連携し、ボランティアの学生も企画・運営に関わるという。
仮装アイテムや菓子などハロウィーン商品も扱う同社。コロナ禍でイベントなど楽しみが減った子どもたちに向け、安全に楽しめるように密を作らない、回遊型のハロウィーンイベントを2020年に企画したのが始まり。
参加店は、既存の飲食店や物販店など、円頓寺エリア=18店舗、ヒサヤオオドオリパークエリア=18店舗、シバフヒロバにブース出店(29日・30日)するシバフヒロバエリア=8ブース(10月17日現在)。買い物の際にハロウィーンパス(参加証兼シール台紙)を提示すると、エリアで異なるデザインのシールがもらえる。パスは参加店のいずれかで買い物をするともらえる(今月14日から順次配布)。小学生以下の仮装した子どもが参加店で店員に「トリック・オア・トリート!」と声をかけると買い物の有無にかかわらず1店舗につき1回、菓子をもらえる企画も実施する(保護者同伴)。
子どもたちが街を巡り、参加店の大人に「トリック・オア・トリート!」と声をかける挑戦と、菓子をもらえる成功体験を通して、名古屋の街・社会への安心感と愛着を育むことを目的にするほか、名古屋から子どもたちを中心にしたハロウィーン文化の発展も狙う。同イベントを担当する堀商店企画室の堀新太郎さんは「子ども・ファミリー層が受け入れられる社会をつくることが、長期的に見て、元気な名古屋のまちづくりができる。当社の活動分野も広げられる」と話す。
今年から着替え用のテントを、シバフヒロバと「なごのキャンパス」に各2カ所、設ける。シバフヒロバに設けるステージで一緒に踊れるハロウィーンダンスも行うほか、フォトブースも設ける。
堀さんは「当社は子どもたちを笑顔にしたいと思う人々をお客さまとして楽しい商品を届けているが、このイベントのように非営利な取り組みで、多くの企業、団体と協力して、『楽しい』を作るイベント企画にも注力したい」と意気込む。