地下鉄名古屋駅とあおなみ線名古屋駅で10月27日、「レゴ ブロック」で作った路線案内図が披露された。
レゴランド・ジャパン(名古屋市港区)が名古屋市と進める包括連携協定事業の取り組みとして、名古屋市交通局と名古屋臨海高速鉄道に寄贈したもので、市営交通100周年記念コラボ事業の一環。
レゴランド・ジャパンの本多良行社長は「名古屋は魅力の多い街。案内図のデザインにも、市内の名所・観光スポットなどを組み込んだ」と説明する。
作成は、レゴを使った創作活動をしているモデル・ビルダーの村松賢さんが手がけた。村松さんは「ブロックを縦に積んだり横に積んだり工夫し、難しい箇所は3~4回作り直して完成させた。たくさんの人に見てもらえる場所に設置できたので、ぜひ近くで見てほしい」と話す。
27日の贈呈式には、名古屋市の河村たかし市長も出席。「レゴランドでの会合に参加したときに、名古屋市で何かできることはないかと言ったところ、社長から提案があって実現した。市民の皆さんにも親しんでもらえる案内図になったのでは。これからも名古屋の街を楽しんでほしい」と呼びかけた。
地下鉄名古屋駅の南改札券売機コーナーに設置した案内図は、幅2メートル、高さ1.5メートル、使用ブロック数1528ピース。沿線の象徴として、名古屋城、中部電力 MIRAI TOWER(旧・名古屋テレビ塔)、名古屋市科学館などの10施設を「レゴ ブロック」で表現。あおなみ線名古屋駅の改札内に設置した案内図は、幅2メートル、高さ1メートル、使用ブロック数1591ピース。向野橋、藤前干潟、リニア・鉄道館など、12施設を表現した。
このほかの案内図設置場所は、地下鉄栄駅の西改札、市役所駅の北改札、東山公園駅の展示コーナー。東山公園駅のみ11月上旬設置予定。