名古屋駅かいわいの商業施設や通りなどのクリスマスツリーやイルミネーションが11月9日の夕方、一斉点灯した。
「大名古屋ビルヂング」スカイガーデンの「ホワイトゴールド」テーマのイルミネーション
点灯開始日と時間をおおむね合わせ、名古屋駅地区街づくり協議会(名古屋市中村区名駅4)が指揮を執る「メイエキイルミ」として街全体で盛り上げる。
「JRゲートタワー」1階には高さ約12メートルのクリスマスツリーを用意。多様な色に変化する明かりを放ち、先端にはイルミネーションの天蓋(てんがい)が取り付けられている。17時に点灯されると人々から歓声が上がった。点灯時間は17時~24時。12月25日まで。「タワーズプラザ」「ゲートタワープラザ」レストラン街の12階には、JRゲートタワーのツリーから見上げた先の世界をイメージし、三日月(タワーズ)とトナカイに引かれた大きなそり(ゲートタワー)のオブジェを設置。中に入り記念撮影できる。
「ジェイアール名古屋タカシマヤ」正面玄関にはサンタクロースがトナカイをはじめとした仲間と空へ飛び立つシーンを表現した装飾を設置。ボタンを押すとサンタやトナカイが動き出す。
「KITTE名古屋」1階アトリウムには、「リサイクル蓄光プラスチック」を使った、高さ10メートルの「暗がりのクリスマスツリー」が吊るされる。期間中、1日6回(17時からの1時間刻み)、アトリウム全体の照明の消灯または彩度を落とす時間帯「ライトダウンショー」を設け、暗がりの中でツリーの蓄光にささやかな明かりを見ることができる。
「大名古屋ビルヂング」5階スカイガーデンでは「ホワイトゴールド」をテーマにした、10万球のLEDライトを使うイルミネーションを設置。フォトスポットも用意され、カップル、ファミリー、友人同士の来場者が撮影を楽しむ様子が見られた。点灯時間は17時~23時。
「ミッドランドスクエア」1階には、「LEXUS DESIGN AWARD 2013」受賞者でデザインエンジニアの吉本英樹さんがデザインした真っ白な見た目の「ジャングルジムツリー」を設置。アイアンフレームでできたキューブ上のパーツを積み重ねたもので、ツリーは終了後、遊具などとして子どもたちに遊んでもらえるようにリメークして保育園に寄付するほか、使用した発光体も照明器具に再利用するなど、廃棄ゼロを目指して制作したという。同施設の外周の樹木や植栽には約9万球のLEDを使ったイルミネーションを設置。CO2フリー電力を導入するほか、微生物の力で発電するボタニカルライトの一部使用、リサイクルプラスチックを使うオーナメントなど、SDGsを意識した。ツリーの点灯時間は9時~23時、外周は17時~23時(2023年2月28日まで)。
各施設のツリーの設置は12月25日まで。
「メイエキイルミ」ではフォトキャンペーンも行う。ホームページに掲載する対象のクリスマス装飾や周辺のイルミネーションを撮影し、参加者自身のインスタグラムにハッシュタグ「#メイエキイルミ2022」を付けて投稿すると参加できる。入選作品には「名駅が楽しめる賞品」を進呈する。投稿は12月25日まで。